現地11月1日、オランダ1部エールディビジ第11節が行われ、フェイエノールトが3-1でフォレンダムに快勝。サッカー日本…

 現地11月1日、オランダ1部エールディビジ第11節が行われ、フェイエノールトが3-1でフォレンダムに快勝。サッカー日本代表FW上田綺世がまたも2得点を決める活躍を見せた。

 ホームでの一戦。序盤からシュートチャンスを作り出していた中で迎えた前半19分、左サイドからの攻撃で中央突破を狙ったパスが右サイドへ流れると、相手GKとの競争に勝ったDFヒバイロ・レアトがボックス内から折り返す。この低いクロスにうまくマークを外してファーサイドにポジショニングしていた上田が、難しい体勢ながらも右足ボレーで巧みに合わせ、クロスバーに当たってゴールイン。中継カメラには妻でモデルの由布菜月がスタンドで喜ぶ姿も映し出された。

 さらに、2−1で迎えた後半44分だった。相手陣内右サイドからのフリーキックにファン・インボムがゴール前に鋭いボールを蹴り込むと、相手の腕を払い除けながら力強く走り込んだ上田が、滞空時間の長いジャンプからマーク2人に挟まれながらの打点の高い豪快ヘッドで合わせ、試合を決めるダメ押し点を奪った。

 前節、チームが今季初黒星を喫したPSV戦では無得点に終わった上田だったが、この日は今季4度目の1試合2得点以上(3得点が1度)を奪い、本拠地サポーターの歓声を背に受けながらおなじみの“お祈りポーズ”を決めた。

■「ポジショニングとマーク外す身体の使い方が上手すぎる」

 これで上田は今季通算11試合で得点ランキングトップ独走の13得点となり、SNS上には「上田綺世凄すぎるって!!」「日本にこんなFWが現れるなんて」「ポジショニングとマーク外す身体の使い方が上手すぎる」「いやいや…上田綺世ほんまどうなってるの あとは怪我なく来年まで好調キープしてくれるのを願うだけだな」「エンバペと同じペースですごい」などのコメントが寄せられた。

 欧州全体を見渡しても、プレミアリーグアーリング・ハーランドマンチェスター・シティ)の11得点を上回り、ラ・リーガのキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)の13得点に並んだ上田。エムバペがPKで3得点(上田はPK得点なし)ということを考えると、現在、欧州で最も得点力のある選手となっている。来夏にワールドカップ本大会を迎えるシーズンで、日本のエースの勢いは止まりそうにない。

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