ドイツ2部カールスルーエSCに移籍した福田師王(21)。連載5回目中編では、前所属チームであるドイツ1部ボルシアメンヘ…

 ドイツ2部カールスルーエSCに移籍した福田師王(21)。連載5回目中編では、前所属チームであるドイツ1部ボルシアメンヘングラッドバッハと現チームの違い、自身の今後の課題などについて聞いてみた。
 すると、「僕はうまいタイプの選手ではない」と冷静に自己分析しながら、1部と2部のレベルの差や、それをどう攻略するのか、新天地での“成長戦略”、ビジョンについても率直に語ってくれた!
 フィジカルとメンタルに加え、「しなやかさ」が必要と語る福田。その意味するところは? ドイツの地で奮戦する日本代表の“ラストピース”が熱く語る!

■今シーズンの緊張感「まずはスタメンに定着」

 Uー21で出るドイツ4部リーグの試合は、最初の頃はともかく、トップで練習するようになってからは、正直なところ、なかなか緊張感を感じられませんでした。ふだん、トップで練習しているのに、下のカテゴリに行くわけですから、自分のチームであっても、自分のチームではないような感じ。メンタルの部分も含めて、難しいものがありました。

 でも、今シーズンは自分のチームで戦っているので、まずはスタメンに定着しないといけない。ピッチに立つだけでなく、その前から緊張感がありますね。

 正直なところ、僕はうまいタイプの選手ではありません。メングラ(ボルシアメンヘングラッドバッハ)のときは周りがうまくて、最後にボールを出してくれれば、それで決められましたし、中盤にいい選手がいて、いいところでボールが入ってくるんです。

■選手の技術面の違い「一皮むける必要がある」

 周囲の選手の技術だけで比較すると、だいぶ状況が違うので、自分が一皮むける必要があると思っています。

 必要なのは“しなやかさ”ですかね。あとはフィジカルと、メンタルと。
 フィジカルっていうのは特に体の使い方、たとえば相手とのぶつかり方とか。ただ当たってしまうのではなくて、うまくズラして当たるとか、そういう意味で、しなやかさが必要だなと思っています。
  スピードと泥臭さが特徴のこのリーグで、どれだけ成長できるか、自分が楽しみです。いつかは(板倉)滉クンに追いつき、追い越したいです。滉クンに成長したなって言われたいですね。(構成/了戒美子)

ふくだ・しおうプロフィール 2004年4月8日、鹿児島県生まれ。178センチ、70キロ。鹿児島県鹿屋市の高山FCから名門・神村学園中等部に進学。神村学園高等部に進学し、高校サッカー選手権では3年連続で優秀選手に選出。3年時には得点王に輝いた。卒業後、ドイツ1部ブンデスリーガのボルシアMG(ボルシアメンヘングラッドバッハ)へ加入。U-19チームを経て、2023年夏にセカンドチーム(2023-2024シーズン21試合出場7得点)へ。2024年1月にトップチーム昇格。2025年1月15日、ウォルフスブルク戦に後半25分から出場すると、同44分に得点。ブンデスリーガにおいて、日本選手で歴代2位の年少記録となる初ゴールを決めた。2023年5月のU-20W杯では、全3試合に出場。2025年8月に、ドイツ2部のカールスルーエSCに期限付き移籍。

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