嶋ヘッドが中日に新風を吹き込む(C)産経新聞社 新たな風をドラゴンズに吹き込むか。 中日は10月30日、嶋基宏ヘッドコー…

嶋ヘッドが中日に新風を吹き込む(C)産経新聞社

 新たな風をドラゴンズに吹き込むか。

 中日は10月30日、嶋基宏ヘッドコーチの就任を発表。同日に会見も行われた。また、前田大輔2軍バッテリーコーチ、谷哲也育成コーチの就任も同時に発表されている。

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 嶋ヘッドといえば、現役時代は楽天の正捕手として活躍。2013年の球団創設初の優勝&日本一に大きく貢献した。20年からはヤクルトでプレーし、21-22年のリーグ連覇を経験。引退後は指導者の道を歩み、今季を含む直近2シーズンはヘッドコーチとして中日と対峙していた。

 今回の就任会見で嶋ヘッドは「井上(一樹)監督がやりたい野球を選手に伝えるのが僕の仕事」と話した。というのも、今季の1軍首脳陣はヘッドコーチ不在で1年間を戦った。「何でもヘッドコーチに頼ってしまう」と、井上監督が自らの経験を元に判断したのだが、ベンチワークをよりよくしていくためにはやはりヘッドが必要だったのだろう。そのあたりは、実際にやってみて見えるところか。

 また、岐阜県海津市出身で、地元球団のユニフォームを着ることに喜びを感じていたよう。元々ナゴヤドームに通うほどの竜党というのも明かされた。選手としては縁がなかったものの、コーチとして存分にタクトを振るってもらいたい。

 前田2軍バッテリーコーチは、選手・コーチ・スコアラーでオリックスひと筋23年を過ごし、今回新たにドラゴンズに加わった。中日とオリックスは同じウエスタン・リーグの一員として対戦を重ね、近年はトレードも行うほどの関係性。育成を強化してリーグ3連覇を果たしたオリックスのエキスをぜひ、ドラゴンズに注入してもらおう。

 現役時代は内野のユーティリティで活躍した谷育成コーチは、今回が初のコーチ業に。これまではマネジャーとしてチームを支えてきた。今季の育成担当コーチは投手が2名、野手が1名とやや歪な形だったが、谷コーチの加入で同数となっている。先日のドラフト会議で指名された3人の育成選手をはじめ、若手選手をどんどん戦力に仕上げたい。

 11月1日からは高知・春野、ナゴヤ球場で秋季キャンプがスタート。契約更改も始まり、すでに2026年シーズンが始まっている様相の中日。近い将来、この時期に日本シリーズを戦うための準備を整えていく。

[文:尾張はじめ]

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