今週の土曜日は、東京競馬場でアルテミスステークス(GIII・芝1600m)が行われます。 過去10年のアルテミスSで…

 今週の土曜日は、東京競馬場でアルテミスステークス(GIII・芝1600m)が行われます。

 過去10年のアルテミスSでは前走1着馬が10勝2着9回3着5回と圧倒しています。アルテミスSは暮れのGIや翌年のクラシックを目指す多くの有力馬が出走してきますので、前走で負けて能力の底を見せてしまっているような馬では通用しないのかもしれません。

 ちなみに、前走1着馬の中でも、そのレースを0.2秒以上の差で勝っている馬が7勝2着9回3着3回となっています。前走で2着馬に決定的な差をつけているのは、それだけ能力や素質の高い証拠と言えますし、実力馬が順当に力を出し切っているとも言えるのではないでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走新潟(ただし、前走を0.2秒以上の差で勝った馬は除く)
[0-0-0-13]複勝率0%
該当馬:タイセイボーグ、ヒルデグリム、フィロステファニ、ミツカネベネラ
(過去の該当馬:23年ライトバック3番人気4着、22年デインバランス2番人気4着、17年ウラヌスチャーム3番人気10着)
※特に言及のない限り、データは過去10年のアルテミスS(計10レース)を対象にしています。

 上位人気が予想されるフィロステファニが該当しました。

 過去10年のアルテミスSでは、前走で新潟に出走していた馬は31頭が出走し2勝2着4回3着1回。馬券に絡んだのはすべて前走1着馬で2着に0.2秒以上の差をつけていた馬のみとなっています。

 データ対象のアルテミスSの舞台である東京と新潟は同じ左回りではありますが、レースの質には大きな違いがあるのかもしれません。よって、前走で新潟に使われている馬はその時の経験を生かすことができないために苦戦しているのかもしれません。前走で2着に0.2秒以上の差をつけているような馬であれば、高いポテンシャルを生かして好走できるのかもしれませんが、そのような結果を残せていない馬はすべて馬券圏外ですし、割り引いて考える必要がありそうです。

 該当馬に挙げたフィロステファニは前走で新潟の新馬戦に出走し1着。しかし、2着とはタイム差なしとなっていますので、過去の傾向から過度な期待は禁物と言えるかもしれません。

 フィロステファニの前走は前半4ハロンが50.9秒、後半4ハロンが46.2秒。レースの上がり3ハロンは33.0秒と上がりの勝負になっています。道中はゆったりと流れる競馬でタフなレースは経験していません。

 前走で切れ味があるところは見せていますが、重賞で総合力が問われるタフな流れになった際に対応しきれない可能性も考えられます。今回は前走で前目からの競馬で結果を残してきた馬も多いですし、前走での経験がまったく生きずに凡走するケースも想定しておきたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。