10月12日に行われたルヴァンカップ準決勝第2戦で、柏レイソルが4−1(2戦合計54ー4)で川崎フロンターレに歴史的な…

 10月12日に行われたルヴァンカップ準決勝第2戦で、柏レイソルが4−1(2戦合計54ー4)で川崎フロンターレに歴史的な逆転勝利を収めた。その試合前、柏を率いるリカルド・ロドリゲス監督がサポーターを鼓舞するシーンがあった。

 4日前に行われた敵地での第1戦を1―3で落とした柏だったが、その試合後に「まだ前半90分が終わっただけだ」とリカルド・ロドリゲス監督は、ファイティングポーズを崩さず。ゴール裏の柏サポーターの前で大声を張り上げながら猛烈な檄を飛ばすシーンがあった。

 そして迎えたこの日、柏サポーターがスタンドを黄色で埋め尽くした日立台の試合前のピッチに、スペイン人の指揮官がただ一人、姿を現した。そして両拳を何度も突き上げてサポーターを煽り、「Vamos a la final !(決勝に行こう!)」と大声を張り上げてスタンドを盛り上げた。

 この“リカ将の煽り”でさらに一体感を増してボルテージの上がった日立台のピッチで、柏は先制点を許して一時、2戦合計1−4と3点差を付けられながら、そこから4点を奪っての大逆転勝利。見事に5年ぶりの決勝進出を果たしたのだ。

■「リカルドが事前にフィールド魔法をかけてくれていたんだ 」

 この歴史的大逆転が繰り広げられた日立台での試合前のリカルド・ロドリゲス監督の煽りシーンを、Jリーグ公式エックス(旧ツイッター)も「大逆転の裏に闘将の鼓舞あり」としてピックアップ。SNS上には「この光景見たとき震えた」「サポーターを煽る監督カッコいい!こんなんされたら燃えない訳はない」「こんな監督、見たことある?」の声。さらに「とんでもない試合過ぎた。。最高でした。ずっと鳥肌立ってた。試合前のリカの鼓舞で初っ端からとんでもないボルテージでした」「フロンターレホームでのゲーム後の立ち振る舞いも凄かったが、この立ち振る舞いも凄すぎる」「なるほどリカルドが事前にフィールド魔法をかけてくれていたんだ 」などのコメントも寄せられた。

 試合後、リカルド・ロドリゲス監督は「試合が始まる前、逆転勝利、そして決勝に上がれることを信じて疑いませんでした」と語るとともに「サポーターの後押しもあって、皆さんの前で逆転勝利できたことをとても嬉しく思っています」と感謝。そして「残りは決勝戦です」コメントした。

 11月1日に行われる決勝の相手はサンフレッチェ広島。選手、監督、チーム。サポーターがこれまで以上に一丸となり、熱く燃え上がった状態で、柏が国立競技場に乗り込む。

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