ブラジル戦では久保がキーマンになるか(C)Getty Images サッカー日本代表は10月14日、東京・味の素スタジア…

ブラジル戦では久保がキーマンになるか(C)Getty Images

 サッカー日本代表は10月14日、東京・味の素スタジアムでブラジル代表と対戦する。来年の北中米ワールドカップ(W杯)へ向けての強化を図るべく、さらに現在の日本チームの実力を見定める上でも、最も相応しい相手と言えるブラジルをホームで迎え撃つ。

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 10月10日のパラグアイ代表戦ではベンチから戦況を見守っていた、久保建英のブラジル戦出場へ期待が高まっている。左足首の怪我が長引きながらも10月シリーズに参加しており、ブラジルとのゲームではどのような形でピッチに立つのか、日本のサポーターも大いに気になるところだ。

 今回、日本は故障による攻撃陣主力選手の未招集や離脱が相次ぐ中、久保が出場となれば、いつも以上にチームを引っ張る存在として重責を担うことになる。そして、その久保には対戦相手であるブラジルの地元メディアからも、日本の中心選手としての高い評価が送られている。

 スポーツサイト『BOLAVIP』では現地時間10月11日、久保の特集記事を組んでおり、スキルやメンタル面をフォーカス。現在の日本チームにおける、久保の位置付けなども説いている。

 ドリブルが大きな武器などと紹介するとともに、「クボはボールタッチの軽やかさと俊敏な動きで相手を圧倒する」とプレースタイルを伝え、さらに、「相手がブロックを固めてくる時や、攻撃にスピードを加えたい時にパスや突破で活性化させる存在だ」と綴っている。

 24歳としてのメンタルについても触れており、「彼は年齢以上の落ち着きと精神的な成熟さを見せる」と称えながら、「成長を続ける日本サッカー界の象徴として大きな期待を背負うも、動じることなく責任を受け入れ、主役としての重圧を自然に受け止めている」と説明。

 久保の心身両面を評する同メディアは、「彼はチームに創造性をもたらし、試合を決定づける力と、日本を国際舞台でさらに高みへ導こうとする野心を備えている」などと分析するとともに、「これらの要素を兼ね備えたクボは、日本代表における最重要アタッカーと呼ぶにふさわしい」と賛辞を続けた。

 ここ3試合で白星を逃している日本がブラジルを相手に勝機を見出すためには、背番号20のハイパフォーマンスが不可欠。攻守さまざまな局面において、久保がどれだけの存在感を放つかがこの一戦での大きな見どころとなることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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