9月29日から始まった第一次戦力外通告期間がCS前日の10月10日に終了した。ファーストステージで敗退した2球団のみ試合…

9月29日から始まった第一次戦力外通告期間がCS前日の10月10日に終了した。ファーストステージで敗退した2球団のみ試合の翌日まで戦力外通告ができる。遠征のあるチームは翌々日まで延長できる。

 戦力外は12球団101人、そして退団選手は3人となった。今年は実績を残したネームバリューのある多くのベテランたちが戦力外となっている。プロ通算1428安打、343盗塁を記録したヤクルト・西川 遥輝外野手(智弁和歌山)、16年に最優秀防御率を受賞したロッテ・石川 歩投手(滑川)、 中継ぎとして活躍した西武・平井 克典投手(飛龍)、ソフトバンク・又吉 克樹投手(西原)、DeNA・三嶋 一輝投手(福岡工)の3投手もいる。

 また先発としても実績のあるソフトバンク・武田 翔太投手(宮崎日大)も戦力外となっている。

 ロッテでは、大ベテランでファンからも根強い人気を誇る巧打者・荻野 貴司(郡山)、ストイックな剛腕・澤村 拓一投手(佐野日大)が退団を選択した。

 広島は3連覇の中心選手だった好打者・田中 広輔内野手(東海大相模)、左の強打者・松山 竜平内野手(鹿屋中央)も戦力外となった。

 楽天ではベテランの阿部 寿樹内野手(一関一)、島内 宏明外野手(星稜)の2人のみ戦力外となっている。

 今年は引退試合、コーチ就任という花道を薦められながらも、それを固辞して現役続行を狙う選手が多い。

 過去の実績、現状のパフォーマンスを踏まえて、まだ活躍できると見込んで、早くも調査対象となる選手もいるだろう。自由契約となった選手が交渉開始できるのは11月12日のトライアウト後になる。ベテランの中から獲得する球団が現れるのか。また、今年は中堅、若手選手の戦力外も多い。現役続行を狙う選手たちの今後に注目だ。