サッカーJ1ファジアーノ岡山やサポーターらでつくる「新スタジアムの整備を推進する会」は6日、賛同署名50万筆超(同日現…

 サッカーJ1ファジアーノ岡山やサポーターらでつくる「新スタジアムの整備を推進する会」は6日、賛同署名50万筆超(同日現在)を持参し、新設を求める要望書を伊原木隆太知事と県議会の遠藤康洋議長に提出した。

 この日、推進する会代表の那須保友・岡山大学長や会を構成する団体も出席。伊原木知事は署名が入った箱を持ち上げて重さを確かめ「これだけの民意が可視化されたということ。どうこれから対応していくべきなのかしっかり考えていく」と述べた。那須代表は「大きな一歩。様々な可能性を考え、皆さんが納得いく形で進めて頂きたい」と話した。

 後援団体で県経済団体連絡協議会の中島基善座長は、本拠地「JFE晴れの国スタジアム」のホーム側のチケット完売が続き、観戦できない人が多くいる現状に言及。個人的な考えとした上で、岡山市の新アリーナ構想に触れて「優先度から言うと、サッカースタジアムの方が高いのではないか」と述べた。

 推進する会によると、署名活動は6月26日~9月30日、試合会場や駅、スーパーなど県内外で約150回実施。署名用紙の回収は31日まで延長し、県内約253カ所の回収箱などで受け付けるため、増える可能性があるという。(北村浩貴)