◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 2日目(3日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)◇曇り…
◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープン 2日目(3日)◇チェリーヒルズGC(兵庫)◇6616yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆4126人)
トップでヘッドの位置を感じて、5番ウッドを振りぬいた。493ydとティイングエリアが前に出された前半18番(パー5)。ルーキー中村心の2打目は池を越え、約200yd先のピンそば30cmに止まった。
「当たりが良くて距離もちょうどいいと思ったんですが、手前カラーギリギリにキャリーして…」。一瞬ヒヤッとしたものの、結果はベタピン。前日2番(パー3)ではプロ初のホールインワンを決めた。2日連続のスーパーイーグル。「狙ってできることじゃないけど、いいショットが打てています」と笑顔がこぼれた。
3週前、茨城・大洗GCで開催された国内メジャー「ソニー日本女子プロ選手権」のドライビングレンジで、中嶋常幸に言われた。「ヘッドの重さをトップで感じるように」。ゴルフスイングで基本中の基本ともいえるシンプルな助言だが、2023年から師事する男子ゴルフのレジェンドの金言は確かに重かった。
19歳は4月「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でプレーオフ惜敗の2位とブレークの気配を漂わせたものの、その後19試合で予選落ち12回。シーズン開幕前に掲げた目標「ツアー初優勝&シード奪取」は出場できそうな終盤6試合を残し、厳しい状況にある。「怖くて全然見てません」というメルセデスランキングはシード圏50位を外れる79位。それでも、もちろん希望をなくしたわけじゃない。
「響ちゃんも優奈ちゃんも楓華ちゃんも同い年で優勝していますから。刺激になってますし、私もできるって思っています」。同学年で今季初優勝を飾った入谷響、荒木優奈、菅楓華に続きたい。「大きい大会だし、優勝したい気持ちは強いです。予選2日間の感じのままいけたら」。通算9アンダー4位で迎える決勝ラウンドを前に、中村が声を弾ませた。(兵庫県三木市/加藤裕一)