石井コーチは複数の球団で選手を育てた(C)産経新聞社 DeNAは10月1日のヤクルト戦(横浜)に9-6と勝利。 レギュラ…

石井コーチは複数の球団で選手を育てた(C)産経新聞社
DeNAは10月1日のヤクルト戦(横浜)に9-6と勝利。
レギュラーシーズン最終戦を勝利で締めくくり、セレモニーでは今季限りの勇退が決まっている三浦大輔監督が「今年はこの横浜スタジアムからCSを勝ち上がり、昨年見たあの景色をもう1度皆さんと一緒に見たいと思います!」と再びの下剋上Vを目指すとした。
【監督予想】DeNA三浦監督が今季で退任
︎『監督になる可能性があるのは…』谷繁やラミレスなど候補が浮上する中で高木豊が推したい人物とは
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一方ですでに三浦監督の退任が決まったことで急ピッチで進められる次期監督の選定作業。最近では毎年のように優勝争いにからむ、球界屈指の人気球団を率いる監督は誰に託されるのか。球界内から考察の声も上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月1日に自身のYouTubeチャンネルに「【監督予想】DeNA三浦監督が今季で退任!!『監督になる可能性があるのは…』谷繁やラミレスなど候補が浮上する中で高木豊が推したい人物とは!?」と題した動画を更新。独自の目線で次期監督人事を占っている。
まず高木氏は後任の条件として「DeNAは中をしっかり知っている人じゃないと無理だと思う」とした。
理由としては親会社がIT企業らしく「データとかで采配を振るっていくという。感性よりもデータを重視する。だから、中に入っている人じゃないと戸惑うんじゃないかな」と考察する。そのことを踏まえて「内部昇格の公算が大きい」と指摘した。
元中日監督で球団OBでもある谷繁元信氏やかつて監督も務めたアレックス・ラミレス氏の名前も取りざたされる中、高木氏が有力視する1人目は今季からチームに合流した村田修一野手コーチだった。
ロッテからDeNAに移籍してきたことに「このタイミングでDeNAに帰ってくるんだったら、村田を次期監督にするために、DeNAを知ってもらうためにやったのかな」と先の布石としてのコーチ就任という見方も示した。同コーチは現役時代、主砲としてチームを支えた。
また高木氏が同じく、目を向けたのは今季は主にファームで指導を担当した石井琢朗コーチだった。すでにDeNAのコーチとして4シーズンを過ごしている。
「1軍から2軍に(今季は)やった、これは2軍の選手も(球団が)把握しておいてくれよということで、来年から石井琢朗がなる」という見方も示した。昨年も含めここまでは1軍コーチを務めていたが、今季からファーム担当となったことで2軍選手の把握もでき、さらなる広い視野につながるとした。
石井コーチの特性としては高木氏も「バランスを考える」と言及。足をからめた攻撃なども期待できるとした。
石井コーチといえば98年の日本一メンバー。現役時代は名遊撃手として知られ、2000安打も達成。引退後はコーチとしても広島の連覇を支え、その後、ヤクルト、巨人、DeNAと渡り歩き、多くの選手を育てたことで知られる名伯楽でもある。
確かな野球観から基づく、"石井チルドレン"は複数の球団に在籍しており、選手との距離が近いことでも知られる。本格覚醒が待たれる若手ナインも多いことから、石井コーチの存在は注目を集めている。
さらに2軍にいるコーチからは「俺が1番期待しているのは藤田」と今季二軍ディフェンスチーフ兼内野守備兼ベースコーチを務める藤田一也氏の名前をあげる場面も。理由に関しては「人間性」と評価。続けて藤田氏に関しては「長期政権を任せたらどうだ」と人当たり含め、信頼感を示した。
藤田氏は2023年の引退時には背番号と同じく「23回」の胴上げをナインからされたことも話題を集めた。トレード先の楽天では二塁手としてゴールデン・グラブを3度受賞、持前の守備力で2013年の日本一にも大きく貢献した。
そして高木氏が「あと1人、大物がいる」として目を向けたのはこちらも200勝を達成している工藤公康氏だった。球団OBでもあり、ソフトバンクの監督時代は7シーズンで5度の日本一を達成。「短期決戦の鬼」とも称された。
データを徹底的に読み込むことでも知られ、高木氏も「工藤がやったら、どうなるんだろうというのはある」「ああいう監督が来て、DeNAをどう変えてくれるのか」と勝つための組織作りも熟知していることで、期待の声をあげた。データと融合すれば、素晴らしいチームになる可能性はあるとした。
動画内ではチームの在りかたについて、ファンミーティングなどで広く意見を求めることも今後は必要ではないかと話した高木氏。球団OBとしても今後の常勝軍団へ道を作ってくれる人物を期待するとした。
三浦監督も在任5年で直近4年はAクラス入りとチーム強化は着々と進んでいる。今季は藤川阪神の独走を許したが、DeNAの次期監督は誰に託されるのか。引き続き、注目を集めていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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