<令和7年度秋季四国地区高等学校野球愛媛県大会予選:今治西4-2済美>◇14日◇2回戦◇宇和島市営丸山公園野球場 この夏…
<令和7年度秋季四国地区高等学校野球愛媛県大会予選:今治西4-2済美>◇14日◇2回戦◇宇和島市営丸山公園野球場
この夏、7年ぶり7度目の愛媛代表甲子園出場を果たし、聖地でも強豪・東洋大姫路(兵庫)に3対5と善戦した済美。その際のスタメン3名が残り、迎えた今大会は、新チーム公式戦初戦で今治西の前に2対4と敗退。春連続甲子園出場は早くも絶望的となってしまった。
ただ、今治西の戦い方は実に見事であった。チームとしては左ひじ肩のコンディション不良が続く最速139キロ左腕・榊原 綜太投手(2年)が代打出場に留まった夏に続き、秋も右翼手専任を強いられる状況。かわりに背番号「1」を背負った髙橋 宥生投手(2年)が183センチの長身を活かした角度のある130キロ前後のストレートと横滑りするスライダーを操り6回96球4安打4奪三振3四球1失点。6回裏には無死満塁のピンチを無失点でしのぎ粘り強く流れを作った。
攻撃でも初回に2死二塁から4番・加藤 幹大外野手(2年)の浅い左前打に対し二走の今吉 奏斗外野手(2年)が思い切りよい走塁で先制点を奪取。2対1で迎えた6回裏には8番・藤井 友希捕手(2年)の初球スクイズなどで2点を追加し、済美の最速139キロ右腕・吉川 夢真投手(1年)を攻略した。
「東予地区新人戦では旧チームからの経験がある選手が多いゆえに受けて立ってしまい西条に初戦敗退してしまったが、あそこで反省できたことで今日は恐れずに攻めていけた」と試合後の今治西・仙波 秀知監督も語った。
スタメン9名中7名が旧チームからのレギュラーである経験値を巧く遂行できた済美戦の成功体験は、4年連続33度目の秋季四国大会出場とその先にある11年ぶり15回目のセンバツ出場を目指す今治西にとってこの上ない自信となったに違いない。
一方、3失策の守備、勝負所での2併殺など「らしくない」プレーが続いての敗戦に、「相手でなく自分たちから崩れてしまった。負けるべくして負けた」と唇を嚙んだ済美・田坂 僚馬監督。「夏まであと1年近くあるので、しっかり鍛えたい」と話すその瞳にはスマイルではなく、鋭い眼光が宿っていた。