◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 3日目(13日)◇大洗GC(茨城)◇6840yd(パー72)◇…

ママとして初めての予選通過を決めた有村智恵

◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 3日目(13日)◇大洗GC(茨城)◇6840yd(パー72)◇曇り(観衆3347人)

順延で残された第2ラウンド(R)は後半8番のグリーンからだった。有村智恵は「(最後の)9番で変なことをしなければ…ボギーを打っちゃったけど予選通過できた。めっちゃうれしかった」と笑顔。2024年4月に双子を出産してから3試合目の出場で初めての通過を果たし、23年「KKT杯バンテリンレディス」以来の決勝ラウンドに駒を進めた。

第3Rは出だし10番(パー5)で1.5mにつけてバーディ発進。2番(パー5)で6m、4番(パー3)でも1mにつけてバーディを重ねた。最終9番は2mのパーパットを外してまたしてもボギーとしたが、3バーディ、2ボギーで連日の「71」をマーク。ギャラリーからの声援に精一杯のプレーで応えた。

ラウンド中の会話も弾んだ

第3R前の練習で気づきがあった。「ちょっと手の力を抜いて、脱力させて走らせるやり方でクラブを振ってみたら、タイミングが合った。それがドはまりした。これまでは自分の力で振ろうとしていて、クラブに仕事をさせられていなかった」。フェアウェイキープ率は85.7%(12/14)、パーオン率は77.8%(14/18)を記録し、ともに今週3日間で自己最高だった。

海風と深いラフが難度を上げる大洗GCについて、「井上誠一さんのコースがすごく好き。フェード、ドロー、どんな球を打ってくださいっていうのが必ず求められる。イメージも出やすい」。名匠が手掛けた難コースに、「持っている引き出しを全部あけた」とベテランの経験を駆使して立ち向かった。

育児に追われながら、競技に向かう日々を過ごす。トレーニングや練習に充てられる時間は一日3時間ほどだ。「とにかく全部が大変。歩き回るし、目も離せない」。出産前と比べて状態は「70%ほど」と納得はしていないが、課題に日々向き合っている。

最終日はトップ10を目指す

「今週はゴルフの真髄を見ている。いろんなことに気持ちが持っていかれそうになるけど、いかに自分の目の前の一打に集中してイメージ良く打てるか。あしたもそういうゴルフができるか。打つ前の後悔はしないように。ひとりのゴルフじゃない」。通算1オーバー24位で迎える最終日へ集中力を高めた。(茨城県大洗町/玉木充)