<令和7年度 秋季埼玉県大会西部地区予選:富士見7-0東野(7回コールドゲーム)>◇10日◇代表決定戦◇所沢航空公園記念…
<令和7年度 秋季埼玉県大会西部地区予選:富士見7-0東野(7回コールドゲーム)>◇10日◇代表決定戦◇所沢航空公園記念球場
この夏は3年生が一人だけで、ほとんど1年生と2年生のみで挑んだ富士見。しかし初戦で、センバツでベスト4に進出した浦和実と当たって、2対12と敗れた。それでも、その経験は大きかったと言えるかもしれない。春に和光から異動してきた林 宏樹監督が就任して、かつて南稜で県大会優勝などの実績もある遠山 巧前監督が体調不良で現場を離れていたが責任教師として、秋のチームから現場に復帰。林監督とは、南稜時代の同僚でもあり、息の合ったコンビとしての指導体制になっていきそうだ。初戦は狭山経済と狭山清陵の連合チームと大乱戦の末に、19対12のコールド勝ち。どんなチームに仕上げてきているのか、興味深いところでもあった。
盈進東野は入間市に広大なキャンパスを持つ盈進学園を母体とした私立校だ。学校としては、創立40周年となる。校舎も新しくなったということで話題にもなっている。取り立てて野球部に特化しているというわけではないが、夏も初戦突破している。そんな環境で着実に力をつけ、この秋も入間向陽を8対1と下しての進出だ。
富士見の先発、猪股 優冴投手(2年)が、第1球を投じた時にはビックリした。アウトローにいい回転のボールがビシッと決まった。「これは、そう簡単には打たれないぞ」という感じはあった。ところが、2球目はスーッと抜いたような球。緩急を使い、自分で考える投球リズムで組み立てていっていた。体格にも恵まれているが、必ずしも力で封じ込むという投球でもない。力を抜いた球が適度に打たれることもあったが、走者を出しても牽制で刺すなど、落ち着いたプレート捌きでもあった。
林監督は、「この投球リズムというか、力の抜き方はこの夏休みの練習で身につけました。それまでは、力任せのところが多くて、結局は掴まってしまうというケースも多かったのですが、投球の幅は出てきたと思います」と、期待も高まっているようだ。
結局、猪股投手は6回1/3を投げて無失点。7回は先頭の4番柳 拓仁選手(2年)に左前打されたが、その走者を一塁牽制球で刺してから降板。その後を植田 開心投手(2年)に譲ったが、植田投手も2人をきっちりと抑えて完封継投となった。
打線は、3番の瀬戸 一喜選手選手(2年)と古賀 詞音主将(2年)、猪股投手のクリーンアップは振りも鋭く3人で5安打と頼れるところを示した。
盈進東野は、三塁へ走者を進めたのは3回の大畠 陸翔選手(2年)の三塁打の1度のみだった。その走者とて牽制で刺されてしまい、チャンスらしいチャンスも作り切れなかった。