8月28日(木)に門別競馬場で行われるブリーダーズゴールドカップ(3歳上牝・JpnIII・ダ2000m)。21年覇者…

 8月28日(木)に門別競馬場で行われるブリーダーズゴールドカップ(3歳上牝・JpnIII・ダ2000m)。21年覇者のマルシュロレーヌは続いてBCディスタフを制覇。昨年制したオーサムリザルトも同じく米国遠征を敢行しており、近年はJBCレディスCだけでなく、世界も見据える一戦となっている。

 今年はオーサムリザルトとダブルハートボンドの対決に注目。前者は通算9戦8勝の成績を挙げており、後者はデビュー5連勝中で重賞初挑戦となる。ほかにも、重賞5勝馬のグランブリッジ、ひさびさの白星狙うライオットガールなど、秋に向けて楽しみなメンバーが揃った。発走予定日時は28日(木)の19時55分。主な出走予定馬は以下の通り。

■オーサムリザルト(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)

 馬名には「素晴らしい結果」という意味が込められており、その名にふさわしくデビューから8連勝。昨年のブリーダーズゴールドCでは5馬身差の圧勝を飾り、BCディスタフ出走を目指して米国遠征も敢行した。前走のエンプレス杯は直線での伸びがひと息で初黒星を喫したものの、3着以下には大きな着差を付けており、底が割れた印象はない。連覇を達成し、ふたたびビッグタイトルを目指す。

■ダブルハートボンド(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)

 初陣は3歳夏だったが、その後の活躍はまさに「遅れてきた大器」。未勝利戦を「6馬身差」、1勝クラスを「大差」、2勝クラスを「3馬身差」、3勝クラスを「3馬身半差」で勝利といずれもワンサイド。前走の三宮Sこそゴール前で詰め寄られたが、1000m通過59.5秒の流れを2番手から押し切ったもので、牡馬相手を思えば上々の内容だった。連勝中の勢いそのままに重賞初制覇を狙う。

■グランブリッジ(牝6、栗東・新谷功一厩舎)

 前走の川崎記念では、デビュー戦以来ひさしぶりに掲示板を外したが、スタートで頭をつくほどの躓きがあった。まったく力を出し切れておらず度外視したい。これまでJpnIタイトルこそないが、牝馬限定のダートグレード競走を5勝、牡馬相手のビッグレースで好走経験もあり、実力は折り紙付き。秋の悲願に向け、3歳時に勝ったレースで、ふたたび勢いに乗る白星を手にしたい。

■ライオットガール(牝5、栗東・中村直也厩舎)

 3歳時にレパードSとクイーン賞、4歳時に兵庫女王盃を制して重賞3勝。牝馬ダート路線のバイプレーヤーとして、存在感を発揮してきた。勝ち星こそしばらく遠ざかっているものの、前走のスパーキングレディーCでは、中団から上がり最速の末脚を使って1馬身半差の2着と見せ場をつくった。終いの脚は長くしぶとく、門別のコース形態も合うはず。ひさしぶりの勝利をつかみたい。

 そのほかにも、前哨戦のノースクイーンCを制したサンオークレア(牝6、北海道・五十嵐冬樹厩舎)、前々走のフロイラインCを圧勝したゼロアワー(牝3、北海道・佐々木国明厩舎)などが出走を予定している。