フォーブス誌がスポーツ4部門のブランドランキングを発表し、ロジャー・フェデラー(スイス)が最もブランド価値の高いアスリートの座に返り咲いたとATPが報じている。フェデラーは昨年、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズに抜かれていたが、今…

フォーブス誌がスポーツ4部門のブランドランキングを発表し、ロジャー・フェデラー(スイス)が最もブランド価値の高いアスリートの座に返り咲いたとATPが報じている。

フェデラーは昨年、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズに抜かれていたが、今年はブランド価値を3720万ドルとし、昨年比で3.3%上昇させて1位となっている。

フェデラーのエージェントでTEAM8の設立者・CEOのトニー・ゴッドシックは次のように語っている。

「マーケットの人たちはよく分かっている。コンスタントに良い結果を出すが謙虚で、進んで人助けをし、スポーツを愛するアスリートを見つけると、彼らは手を結びたがる。ロジャーは素晴らしい存在だ。世界中で人気の高い選手たちの仲間入りができていることを、嬉しく思う」

アスリートのブランド価値は、投資収益を除く給与やボーナス以外の所得から同じ競技のトップテン選手の平均所得を引いたもので決まる。昨年1位のジェームズは今年第2位で3340万ドルとなっている。

フェデラーは6月に発表されたフォーブス誌の高額所得アスリートの順位では4位だった。彼は5800万ドルを宣伝報酬、600万ドルを賞金で稼ぎ、計6400万ドルでこの順位につけた。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)はこの2つの合計で3760万ドルを稼ぎ、テニス選手の中では第2位、全体では16位だった。トップ50に入ったATPワールドツアーのスター選手たちは、錦織圭 (日清食品)(26位、3390万ドル)、ラファエル・ナダル(スペイン) (33位、3150万ドル)、アンディ・マレー(イギリス) (40位、2880万ドル)がいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真はランキング1位となったフェデラー(スイス・インドアのときのもの)

(Photo by David Emm/Action Plus via Getty Images)