◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 初日(14日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)…

ショットが好調。岩井明愛が日本勢最高位でスタートした

◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 初日(14日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)

例年スコアを伸ばし合う4日間大会で、ルーキーの岩井明愛が首位争いに絡む好スタートを切った。7バーディ、1ダブルボギーの5アンダー「67」で9人が出場する日本勢の最上位に立ち、首位に3打差の12位で発進した。

スコアを2つ伸ばして迎えた前半7番(パー5)、岩井明は2オンに成功しながら、3パットのパーに終わった。「(イーグル、バーディを)獲れなかったのが悔しくて。でも次のホールは自分としては狙っていきやすい感じだった」と続く8番(パー3)でティショットをピンそば2mにつけ、10番(パー5)まで3連続バーディを奪った。

11番の2打目では「(番手と番手の間の中途半端な)ビトゥイーンの距離」である116ydが残った。バンカーの斜面で“目玉”となるダブルボギーを喫した後も、すぐに挽回。12番(パー5)をバーディとし「ショットも良い感じになりつつある。割と思い切って振っていけた一日だったかな」と手応えを口にした。初優勝が待たれるシーズン後半戦。「まだ残り3日間あるので、変わらず自分のプレーに集中して、気を付けて回りたい」と落ち着いた様子で話した。

日本勢は、ともに今季1勝の竹田麗央岩井千怜が3アンダー「69」で32位。2週前の前戦「AIG女子オープン(全英女子)」を2位で終えた勝みなみが2アンダー「70」で46位。吉田優利が1アンダー「71」で58位。渋野日向子西村優菜馬場咲希がイーブンパー「72」で72位。笹生優花は6オーバー「78」で138位と大きく出遅れた。

8アンダーの単独首位にルーキーのアデラ・セルヌゼク(フランス)。後半アウトに7番(パー5)のイーグルを含む「29」とスパートをかけ、混戦から一歩抜け出した。

7アンダーの2位に、大会2勝(2015、16年)のブルック・ヘンダーソン(カナダ)、2019年に挙げた7勝目を最後にタイトルがないパク・ソンヒョン(韓国)、いずれもツアー未勝利のガーリーン・カウルイ・ジョンウン5(韓国)、ミランダ・ワン(中国)の5人が並んだ。

ツアー通算31勝で65歳のジュリ・インクスターが、竹田らと並ぶ3アンダーで発進。大会連覇のかかるモリヤ・ジュタヌガン(タイ)は1オーバー97位で終えた。