第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は14日、第9日を迎え、2回戦3試合が行われる。第3試合では、6投手の…
第107回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)は14日、第9日を迎え、2回戦3試合が行われる。第3試合では、6投手の継投が武器の初出場チームがセンバツV打線に挑む。
【大会第9日第3試合(13時00分)】
横浜(神奈川)-綾羽(滋賀)
春夏通じて初出場の綾羽は、甲子園初陣で土壇場で追いついた末に延長タイブレークで勝利するミラクル勝利をつかんだ。勢いをつけて、センバツ優勝の横浜に挑むことになる。
勝敗のカギを握るのは、多彩な投手陣。滋賀大会でも6投手を駆使して優勝した。準々決勝までは3人、準決勝で4人、決勝は5人をつないで相手を振り切っている。甲子園初陣でも3人をつぎ込んだ。
左腕は2人。エースの藤田 陸空投手(3年)が抑え役で、米田 良生有投手(2年)は技巧派。右腕は4人で、181センチ右腕の元木 琥己投手(2年)、市場 仙人投手(2年)は投打二刀流、183センチの川北 涼投手(2年)はスライダーが武器、そして甲子園初戦で先発した安井 悠人投手(3年)がトルネード投法の右サイドと、多彩な特徴を持つ。「変幻自在」な投手陣が横浜打線をどこまで抑えることができるか。
横浜は初戦で中軸に長打などは生まれたわけではなかったが、1、2番と下位打線に当たりが出て序盤からしっかりリードを奪って敦賀気比(福井)に貫禄勝ちを収めた。先発の織田 翔希投手(2年)が完封勝利を挙げるなど、まさに「横綱相撲」で夏初戦を突破した。2回戦でも初出場の挑戦をガッチリ受け止めて、ベスト16入りを目指す。