◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日日(9日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6642yd(パー72)◇曇り(…
◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日日(9日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6642yd(パー72)◇曇り(観衆4755人)
木村彩子の2日目はドタバタした始まりになった。前日は最難関だったタフなパー4の1番で、ティショットを右のラフに入れてからが大変…。2打目をバンカーに落とし、距離のあるバンカーショットは“ホームラン”で奥の林近くまで飛んだ。ギリギリ打てる場所にはあり、グリーンに乗せて長いボギーパットを残しながら2パット。「ダボで“済んだ”感じ。『きょうどうなるかな…』って思いました」と苦笑する。
続く2番(パー3)で右手前のラフから15ydほどの寄せがカップに飛び込むチップインバーディ。派手な一撃でひとつ取り返すと、「いい距離が入ってくれた」という4番のバーディでさらにテンションがアップ。ショットをピンに絡め、しっかりチャンスを生かす理想的なゴルフで8バーディを量産した。
「66」は3位に入った前年初日と並ぶ大会自己ベスト。それでも、「洋芝は自分的にはすごく苦手で…」とコースへの警戒を緩められずにいる。実際、当地では2016年の初出場から18、19、22年と4大会連続で予選落ち。少しボールが沈む感じになる洋芝のライに神経を使い、初めて3日間を戦い切ることができたのが昨年だった。
ポイントになっているのは、下からクラブが入らないようにとトップの高さにフォーカスして行う素振り。「イメージは堀琴音ちゃんみたいな感じです」。ツアーでも“屈指”のアップライトにクラブを上げるスイングが特徴的な動きを素振り段階で意識づけることにより、実際にボールを打つ時にちょうど良くなる感覚があるという。2023年の「AIG女子オープン(全英女子)」後に、南秀樹コーチと話し合って取り入れてから初めてのmeijiカップだった昨年3位も偶然ではないのかもしれない。
ちなみに“本家”の堀からは「全然なってない」「甘い」「素振りと(実際に)打つ時の差が激しすぎる」とダメ出しを連発されて盛り上がったとか。女子ツアーがオープンウィークだった前週は男子ツアー「リシャール・ミル チャリティトーナメント」のペアマッチに出場。コンビを組んだパットの名手・谷原秀人を質問攻めにしてタッチを合わせるコツも学んできた。
「もちろん優勝を目指して頑張るんですけど、自分と洋芝の戦いだと思っているので。トップの位置はこっちゃん(堀)、パターのスピードは谷原さん。そこに集中して、結果がついてきてくれたら」。2人を心の師匠として、通算6アンダーの3打差3位から3年ぶり2勝目を狙う。(北海道北広島市/亀山泰宏)