(28日、第107回全国高校野球選手権静岡大会 聖隷クリストファー3―1静岡) 最後は直球と決めていた。聖隷クリストフ…

 (28日、第107回全国高校野球選手権静岡大会 聖隷クリストファー3―1静岡)

 最後は直球と決めていた。聖隷クリストファーの左腕・高部陸は「気持ちを込めて一番自信のある球を投げました」。九回2死。フルカウントから143キロの球威でバットを押し込み、二ゴロに。1失点完投でチームを春夏通じて初の甲子園に導いた。

 2年生エースは立ち上がりから飛ばした。一回に自己最速を1キロ上回る146キロを計測。ピンチの場面では、「逃げるな」と自分を鼓舞するように声を張り上げ、内角を突く。最後まで球威は衰えなかった。

 1985年創部の私学。近年は東海大会で上位に入るなど力をつけ、昨夏も決勝まで勝ち上がった。悲願を達成し、校長でもある上村敏正監督は「子どもたちがいい顔でプレーしていた。たくましかった」とたたえた。(山口裕起)