北大会の決勝が22日、エスコンフィールド北海道であり、旭川志峯が昨夏代表校の白樺学園を4―3で破り、3年ぶり11回目の…
北大会の決勝が22日、エスコンフィールド北海道であり、旭川志峯が昨夏代表校の白樺学園を4―3で破り、3年ぶり11回目の夏の甲子園出場を決めた。優勝11回は北大会最多で、2023年に旭川大から校名を変更してからは初。全国選手権大会は阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月5日に開幕予定。3日に組み合わせ抽選会(開幕試合のみ先行抽選)がある。
◎…両校とも無失策。安打数は白樺学園が上回ったが旭川志峯が守り勝った。
旭川志峯は二回に合田湧の左前適時打で1点を先取。逆転された直後の三回は、1死一、二塁で石田の右中間への適時三塁打で2点を挙げ逆転した。四回は熊野の右翼線への適時三塁打で1点を加えた。先発の河合は九回まで毎回、得点圏に走者を背負ったが、要所を締める粘りをみせ、184球で完投した。
白樺学園は三回に大西の中前適時打と辻のバント内野安打で2点を挙げ一時逆転に成功。八回は満塁の好機を得たが併殺にたおれた。九回は代打菊島の左前適時打で1点差に迫ったが及ばなかった。
旭川志峯・山本博幸監督 選手たちは準決勝から、いい意味で勝ち上がっていく感じになってきた。旭大高(旧校名)はバントの歴史なので、(決勝は)うちらしい点数の取り方では無かったのかな。甲子園で勝つことが目標。甲子園球場のファンが喜んでもらえるような試合がしたい。
旭川志峯・稲葉遼主将 素直にうれしい。決勝は、相手が昨年優勝の白樺学園がどうこうではなく、自分たちのできることをいつも通りやることを心がけた。甲子園は出て終わりではないので、勝つためにやるべきところを見直してやっていきたい。
白樺学園・亀田直紀監督 要所に良い球を投げ込まれ苦労した。もう少し点が取れれば状況も変わったと思う。選手たちは最後までよく戦ってくれた。連覇のプレッシャーがかかる中、よくここまで来られた。チームづくりはまた一から。1、2年生たちが、この試合で何か感じてくれれば。
白樺学園・上一颯主将 序盤で先制を許したことをチームとして引きずってしまった。追う展開で、攻撃時はチャンスが多かったのに、大事な場面で迷いが出た。相手の河合投手の変化球に惑わされ、打ち崩せなかった。狙い球を絞ればよかったと悔いが残る。自分たちの力が及ばなかった。