自身初の2戦連発&2打席連発をマークした阪神・小幡(C)産経新聞社 セ・リーグ首位を独走する阪神は、7月21日の巨人戦(…

自身初の2戦連発&2打席連発をマークした阪神・小幡(C)産経新聞社

 セ・リーグ首位を独走する阪神は、7月21日の巨人戦(東京ドーム)で5-6のサヨナラ負けを喫した。

 5点のリードをひっくり返される痛い逆転負けだったが、またも24歳の若武者が躍動した。「6番・遊撃」の小幡竜平がプロ初の2試合連続&2打席連続ホームランを放ち、遺憾なく存在感を発揮した。

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 まずは2回先頭。巨人先発・井上温大の2球目、144キロの高め直球を引っ張った。打球は右翼席中段へ。先制2号ソロは、20日の同カードに続く、自身プロ初の2戦連発となった。

 前日は赤星優志のカーブをとらえた一打だった。今度はストレート。球の勢いに振り負けないパワーの証明となった。

 これで終わらない。3回は5番・大山悠輔が左前に、通算1000安打を放ち、球場全体が祝福ムードに包まれた直後だった。初球。再び井上の高め144キロをたたき、右中間席に運んだ。

 シーズン2号がプロ7年目で初なら、当然2打席連発もプロ初。東京ドームは歓声と悲鳴に加え、どよめきも起きた。そして、瞬く間にXのトレンドは「小幡くん」「小幡覚醒」「小幡2打席連続ホームラン」「小幡さん」といった背番号38の関連ワードが上位を占めた。

 宮崎・延岡学園高時代から、身体能力と高さに加え、シュアな打撃と守備範囲の広さが持ち味だった。阪神入団時から同じ右投左打の遊撃手にちなみ、「鳥谷2世」「ネクスト鳥谷」の期待を受けてきた。

「鳥谷」とは言わずとしれた、阪神のショートを長年守り、通算2099安打、プロ野球歴代2位の1939試合連続出場も果たしたレジェンド鳥谷敬氏を指す。だからこそ、虎党はSNS上で「これはもう鳥谷」「探し求めてた鳥谷以来の大型ショートが遂に遂に現れた」と感激の声を上げている。

 後味の悪い前半戦ラストゲームとなったが、小幡が覚醒しつつある中、藤川阪神の未来を悲観する必要はないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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