(18日、第107回全国高校野球選手権愛知大会3回戦 菊里2―1松蔭) チームの「元気印」が、同点打で流れを引き戻した…

 (18日、第107回全国高校野球選手権愛知大会3回戦 菊里2―1松蔭)

 チームの「元気印」が、同点打で流れを引き戻した。

 1点を追う五回表2死三塁、松蔭の1番打者、深尾官九朗選手(3年)が打席に立った。「自分が返して、この回に逆転して絶対勝つ」。右前に適時打を放つと、ベンチとスタンドに向かってガッツポーズをした。

 「自分の武器を見つけたい」と昨秋以降、センター方向にゴロを打つ練習を重ねた。この試合でも低く転がる安打を2本放った。「1番打者として勝てるところがあるとすれば、自分が率先してガッツポーズをして、チームに流れを持ってくることです」

 1点差で敗れたが、糟谷和輝監督は「常に明るくて元気で、チームに欠かせない存在。彼なら打ってくれると思った」とたたえた。(堀内未希)