本格的に二刀流を再開した大谷が後半戦でどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ(C)Getty Images 2025年…

本格的に二刀流を再開した大谷が後半戦でどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ(C)Getty Images

 2025年のMLBオールスターゲームは、6-6のスコアで9イニングを終了し、異例の“ホームランダービー決着”となった。両リーグの代表選手3人により争われる延長特別ルール「スイングオフ」により、ナ・リーグが4-3で勝利を掴んだ。

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 まさに、特別な雰囲気の中で幕を閉じた今季のオールスターゲーム。だが米国内では、このクライマックスに”日本人スター“が不在だったことへの反響も上がっているようだ。

 米メディア『CLUTCHPOINTS』では試合終了後、「なぜ、ショウヘイ・オオタニはスイングオフに不参加だったのか?」と銘打ったトピックを配信している。

 今回もナ・リーグ最高得票数で選ばれたドジャースの大谷翔平は「1番・DH」として出場し初回の打席でシングルヒットを放っている。日本人選手で唯1人試合出場を果した大谷は、2打席目を終えるとベンチに退き、お役御免となった。

 同メディアはトピック内において、「オオタニは試合途中ですでに帰宅していた」と説きながらも、ヤンキースのアーロン・ジャッジの名前も挙げ、「多くのファンは『もし彼らがスイングオフに参加していたら』と想いを巡らせていた」などと綴っている。

 また、「スイングオフに参加しなかったにもかかわらず、オオタニはこの夜もっとも注目された選手の一人であり続けた。そのスター性は、試合に出場していなくても見出しを飾るほどの影響力を持っている」などと評しており、「ロサンゼルスのポストシーズン進出に向けて、オオタニは依然として野球界で最も魅力的な存在であり続けている」と賛辞を並べた。

 だがその上で同メディアは、やはり大谷やジャッジが“特別な瞬間”に相応しい選手であると訴え、「ただ、MLBとしては、こうしたオールスターの重要な場面でこそ最大のスターたちがフィールドに立てるような運営方法を再考する必要があるかもしれない」と論じている。

 スーパースターが集うMLBオールスターの舞台だが、ファンやメディアがさらなる盛り上がりを求めることは当然と言えるだろう。そして、大谷本人もホームランダービーに対する独自の想いも語っていただけに、“夢の祭典”は今後もさまざまな変化が加えられていくことになるのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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