(14日、第107回全国高校野球選手権東東京大会3回戦、日大一10―7青山) 追いつめられた日大一が、最大6点差をひっく…

(14日、第107回全国高校野球選手権東東京大会3回戦、日大一10―7青山)

 追いつめられた日大一が、最大6点差をひっくり返して、3回戦突破を決めた。

 六回を終えた時点で1-7、八回を終わって2―7。九回表の攻撃は下位打線から。敗退がちらつく中、日大一が猛反撃に出た。

 適時打と相手の暴投で3点をかえし、2点差に詰め寄った。3連続四球で2死ながら満塁のチャンスで打席に入ったのは、1年の大崎竜之介だ。「つないで、つないで、という思いだった。先輩たちとまだまだ野球がしたくて」。思いをのせた打球はセンター前へ。適時打となり、ついに同点に追いついた。

 続く西岡葵(2年)は、右翼への飛球が敵失を誘い、勝ち越し。「みんなが(塁に)出ていたから、自分も出なくちゃっていう責任感だった」。この回、打者13人の攻撃で計8得点。一気に試合をひっくり返した。

 だが、青山も粘る。九回裏、無死一、二塁の好機を作り、今度は日大一に激しくプレッシャーをかけた。

 日大一のマウンドに立っていたのは、背番号「1」の立沢遼太郎(3年)。「一つのアウトがものすごく遠くて……」。折れそうな気持ちを支えたのはチームメートだった。「最後まで、みんな、あきらめていなかった。みんなが強い思いでプレーしてくれたから、ピッチングで返さないと」。2者連続の空振り三振。最後は内野ゴロに打ち取り、逆転劇を締めくくった。

 6日にあった初戦の2回戦でも、五回に一挙8得点のビッグイニングがあった。そして、この日も。渡辺尚樹監督は「何か、この大会は『もっている』部分があるのかな」。=14日、神宮

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当初配信した記事で、本文と見出しで「最大5点差」としていたのは「最大6点差」の誤りでした。本文と見出しを修正しました。(野田枝里子)