筋トレをやっても、なかなか筋肉がつかない。モチベーションが上がらないですよね。なか整形外科京都西院リハビリテーションクリ…
筋トレをやっても、なかなか筋肉がつかない。モチベーションが上がらないですよね。
なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック主任理学療法士でトレーナーの島田直也さんに、筋トレをしても筋肉がつかない原因と、その対処法を聞きました。
なぜ筋トレしてもなかなか筋肉がつかないのか
筋トレを続けているにも関わらず、筋肉がつかない理由としては、以下が挙げられます。
トレーニングメニューが変わっていない栄養が不足している休養ができていないひとつずつ見ていきます。
原因1 トレーニングメニューが変わっていない「トレーニングメニューが変わっていない=運動強度・負荷が変わっていない」ということです。これは、筋肉が成長するために必要な刺激が不足していることを指します。

トレーニングの原理・原則に、「過負荷の原理」「漸進性の原則」「全面性の原則」というものがあります。
トレーニングをする中で重量を上げる、スピードを変える、姿勢を変えるなどといった刺激の変化をつけることで負荷を高め、効果を出すというものです。
トレーニングの3原理&5原則とは。筋トレ効果を引き出すルール
一部の筋肉のみを刺激するようなトレーニングをすると、関節の位置やバランスが崩れてしまい、力が発揮できません。また、怪我のリスクも高まります。
筋トレは「バランスよく行う」必要性があると言えます。
筋肉のバランスが悪いとどうなる?左右差が起きる原因と治し方
いくら筋トレをしても、筋肉を合成するエネルギー源がない、回復させる時間をとらないことには筋肉はつきません。
筋肉を成長させるためには、筋トレだけやっていれば良いということではないのです。
トレーナーに聞く! 筋肉をつけるための必須条件
条件1 筋トレ時は、負荷が足りているか毎回チェックする以下の原理・原則に基づいて、常にトレーニング状態を確認しながら、筋トレ負荷を変えていくことで成長に繋がります。
過負荷の原理・・・変化を出すためには、つねに負荷を高めていく漸進性の原則・・・徐々に負荷を高めていく全面性の原則・・・気になる部分だけでなく全体的にトレーニングを行う筋トレに限らず、人間の成長には常に刺激が必要であり、少し自分にとって難しい課題に取り組むことが重要です。
簡単過ぎれば慣れが生じ、難し過ぎてもわからないままできないということになります。

トレーニング中は、通常時よりも必要なエネルギー量が多くなります。タンパク質は、筋肉の元となるため積極的に摂取しましょう。
「タンパク質は食べ物とプロテイン、どっちから摂るのがいい?」筋肉博士・山本義徳先生の回答は…
生活習慣面でも、長時間座ったままだったり、筋トレをしない日はダラダラ過ごすことは、控えたほうが身体づくりに役立ちます。
日常生活でも体を動かさないと、身体の循環状態を悪くする可能性があります。そのため、トレーニングした筋肉群に血流量を送れず、筋肉の回復が遅くなると考えられます。
監修者プロフィール
なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニック主任理学療法士 島田直也
理学療法士免許取得。免許取得後、地元広島の整形外科クリニックで勤務し、トレーナー活動として中学・高校バスケ、Bリーグ、3X3premier所属チームをサポートするなどスポーツ現場での経験積む。現在は、医療法人藍整会なか整形外科京都西院リハビリテーションクリニックの主任としてリハビリ業務に携わりながら、おこしやす京都ACのトレーニング/コンディショニングサポートも行っている。