現地6月15日、仏シャンティイ競馬場で行われた仏3歳牝馬クラシック・ディアヌ賞(仏オークス・G1・芝2100m)は、フ…

 現地6月15日、仏シャンティイ競馬場で行われた仏3歳牝馬クラシック・ディアヌ賞(仏オークス・G1・芝2100m)は、フランス調教馬でC.スミヨン騎乗のゲゾラが、直線外から豪快な末脚を繰り出し、見事に勝利を収めた。

 ゲゾラはシャンティイに厩舎を構えるグラファール調教師の管理馬。同師はこのレースに3頭出走させ、ゲゾラ(1着)、カンクーラ(3着)、マンダナバ(4着)と全頭が上位に入線。2着にはムーア騎乗のベッドタイムストーリーが割って入ったものの、1・3・4着という快挙は近年のディアヌ賞では前例がない。

【動画】スミヨン騎乗ゲゾラが差し切る…仏オークス

「道悪も得意」

 直線では馬群を捌いて抜けてきたゲゾラがゴール寸前で先頭に立つ豪快な差し切り勝ち。 同馬を管理するグラファール調教師は「ゲゾラは前走サンタラリ賞を完勝し、その後も順調に調子を上げてきました。今日の結果も驚きはないです。非常にプロフェッショナルで扱いやすい馬です」とコメント。続けて「この勝利により凱旋門賞へのワイルドカードも得たので、選択肢は多く持っておきたいですね。特に道悪も得意ですから」と凱旋門賞参戦も示唆した。