JRAは12日、第66回宝塚記念(阪神/GI、芝2200m)の枠順を発表した。大阪杯を連覇したベラジオオペラは1枠1番、…
JRAは12日、第66回宝塚記念(阪神/GI、芝2200m)の枠順を発表した。
大阪杯を連覇したベラジオオペラは1枠1番、大阪杯2着のロードデルレイは8枠15番、昨年の菊花賞馬アーバンシックは7枠13番から発走する。
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■内めの枠が優勢
阪神開催の過去9年において、最多5勝を挙げるのが8枠【5.0.1.16】勝率22.7%、単勝回収値262をマーク。ただし、2021年以降は馬券絡み無しと近年では目立った成績は見られない。次点は3枠が2勝、続いて2枠と5枠が1勝ずつで他の枠は勝利なし。顕著な傾向はないものの、連対がないのが4枠【0.0.1.15】複勝率6.3%と6枠【0.0.1.17】複勝率5.6%と不振。
馬券絡みが多いのは1~3枠で合わせて【3.5.4.32】と、馬券に絡まなかったのは9回中1回のみ。脚質に関わらず好走馬が出現しており、2桁人気馬の馬券絡みも4頭。取捨に迷った際は内枠勢を優先するのがベター。なお、好走馬に共通するのは当日上がり5位以内の脚を使えたかどうか。【3.5.4.32】のうち当日上がり5位以内馬は【3.5.4.4】連対率50.0%、複勝率75.0%。馬券に絡まなかった1回においては、1~3枠の6頭がすべて上がり6位以下、さらに36秒台以下をマークできていなかった。最低目安としては、逃げ先行馬は持続力勝負のなかで上がり3F36秒台以下の脚を使えるか、差し馬は34~35秒台の脚を使えるかになる。今年は先行勢ならベラジオオペラ、ドゥレッツァ、末脚の持続力を活かす差し馬ならボルドグフーシュ、ローシャムパークの評価を上げたい。
また今年は開幕4日目での開催。2015年以降、開催4日目だった年は2回あり、この時は6~8枠が【0.0.0.14】と全滅。5番人気以内は4頭いた。今年はさらに前倒しの6月2週目となっており、同じ開催4日目でも梅雨時期を少し避けられた分、芝の状態は良好だろう。そうなれば内伸びが想定され、騎手も内への意識が強まりそうだ。内優勢とはいえ、騎手心理も考慮すると外枠勢が嫌われるなら軽視はしない方がいいかもしれない。なお、外枠勢も馬券内に食い込むには上がり5位以内の脚が必須となっている。
人気の一角となりそうなレガレイラは17番の大外。大外枠は【3.0.0.6】だが、17番18番枠は【0.0.0.6】と全滅。大外枠から勝利した3頭はいずれも当日上がり35秒4以下の脚を使った馬で、外枠でも道中でうまく脚を溜めなければならない。同馬に騎乗する戸崎騎手は宝塚記念に5回騎乗していまだ馬券内ゼロ。5番人気以内が4頭いたことを考えると難しい枠に入ってしまった感が強い。
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