◇国内女子◇リゾートトラストレディス 初日(29日)◇グランディ鳴門GC36(徳島)◇6585yd(パー72)下部ステ…

中村心が好発進(Atsushi Tomura/Getty Images)

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 初日(29日)◇グランディ鳴門GC36(徳島)◇6585yd(パー72)

下部ステップアップツアー「ツインフィールズレディース」(石川・GCツインフィールズ ゴールドC)の最終ラウンドが「クマ出没」で中止になった5月24日、中村心は現場にいた。

14番を終え、カートで15番ティに向かっている時、競技中断を告げるホーンが鳴った。すぐにクマの情報も届き、出没したのが「15番」と聞いた。「ビックリしました。私は(クマに)遭わなかったけど、危ないですよね」。情報が確かなら“ニアミス”だ。最終日はスコアを1つ伸ばしていたが、競技中止には「被害者が出ていたら大変」と納得顔。13位に終わった。

仕切り直しのレギュラーツアーで最高のスタートを切った。1イーグル5バーディ、2ボギーの5アンダー「67」。ツアー自己最高2位となった4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」初日以来のツアー自己ベストタイスコア。「久しぶりにいいスタートが切れたのでうれしいです」と笑顔を見せた。

最終的に3人プレーオフに敗れたものの、主催者推薦で出場した「富士フイルム―」で躍進。注目を集めた19歳ルーキーだったが、直後からツアー4戦連続予選落ちを喫していた。3月下旬の「Vポイント×SMBCレディス」からツアー7戦、下部ツアー3戦と約2カ月で計10試合に出場。「高校生の時はこんなに続けて試合に出ることもなかった」と言い、ツアー生活に備えてオフに9kg増やした体重が3kg減った。キャリーで約220ydから約230ydまでアップした飛距離もダウンとへとへとになっていた。

「ショットが自信を持って打てなくて、グリーンでは“入れなきゃいけない”とプレッシャーがかかって、2日目になったら予選カットラインが気になって…」。そんな負の連鎖を、毎週月曜を“休養日”に充てて解消させてきた。体調とゴルフの調子が上がってくれば、ツアーでプレーオフ負けまで持ち込んだキャリアが生きてくる。「優勝に目の前まで迫って(優勝への)気持ちは強くなりました」。残り3日。ルーキー一番乗りのツアー優勝を狙っていく。(徳島県鳴門市/加藤裕一)