高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2025は25日、各地で第9節を開催した。EASTでは、流通経済大学付属柏高校と青森山田高校が対戦。ホームチームの流経大柏が2-1で勝利した。
首位の流経大柏が好調の青森山田を迎えての一戦。ホームチームは前節、市立船橋高校に快勝し、勢いに乗りたいところ。対するアウェーチームは、直近4戦無敗と好調を維持している。
試合は前半から両チーム譲らぬ展開。青森山田は前半8分、左サイドからのクロスボールにMF藤原栄之郎が頭で合わせるも枠をとらえることができない。一方の流経大柏も同16分にゴール前の混戦からFW安藤晃希が押し込もうとしたが、惜しくも枠を外れた。前半は互いにチャンスを生かすことができず、スコアレスのまま終了した。
すると後半12分に試合が動く。青森山田はMF菱田一清のロングスローをDF月舘汰壱アブーバクルが折り返すと、最後はFW井上愼太が押し込み先制に成功した。
1点を追う展開となった流経大柏は後半16分、フリーキックのチャンスで1度はクリアされるも再びゴール前にボールを入れてFW大藤颯太が華麗なトラップから冷静に流し込む。さらに、その10分後には、MF安藤晃希からのスルーパスに抜け出したDFメンディーサイモン友が相手を1枚交わしてラストパス。最後はFWオゲデベ有規が反転からゴール左に流し込んだ。
逆転を許した青森山田は、その後果敢にゴールを狙うも、流経大柏の守備陣に阻まれる。試合は2-1のままタイムアップを迎えた。勝ち点3を積み上げた流経大柏は、好調をキープし首位堅持。青森山田は第4節の鹿島アントラーズユース戦以来の敗戦となった。なお、流経大柏は6月21日開催の次節、敵地で鹿島ユース(4位)と対戦。青森山田は22日にホームで市立船橋高校(12位)と激突する。