今回のtotoはJ1第18節の10試合と、J2第17節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めていこう。■その上を行く「ストライカー」 今節を前に、ミッドウィークに試合が行われた。ルヴァンカップ3回戦と、未…

 今回のtotoはJ1第18節の10試合と、J2第17節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めていこう。

■その上を行く「ストライカー」

 今節を前に、ミッドウィークに試合が行われた。ルヴァンカップ3回戦と、未消化だったJ1第13節の2試合が行われたのだ。

 ルヴァンカップでは、ターンオーバーしたチームがほとんどだった。一方で、リーグ戦を戦った4チームは、今週末への影響も鑑みながら、選手起用では難しい判断を強いられたはずだ。

 その4チームのうち、最下位に沈む横浜F・マリノス以外はリーグ戦で上位を争うチームが多く、投票率でも勝利を予想する声が多いようだ。そうした予想は、はたして正しいのだろうか。

 まずは6位に順位を上げてきたヴィッセル神戸だ。まだ未消化の試合がありながら、昨シーズンの王者が調子を上げてきたように見える。

 大きいのは、頼れるFWにゴールが生まれていることだ。前節も決勝点を挙げた大迫勇也が2試合連続ゴール中。同じく、今季開幕後に加入したエリキも2試合連続ゴールで勝利に貢献している。

 今節対戦する清水エスパルスは、J1復帰初年度で現在10位と健闘している。ここまで6勝を挙げているからだが、その相手はすべて、現状で順位表の下半分にいるチーム。つまりは、清水は少し順位がならされてきた現時点で、自分たちより上のチームに勝っていないのだ。

 清水は決して侮れない。しかし、その上を行くのが神戸のストライカーたちの迫力。勝点3を積み上げることだろう。

■「侮れない」連敗後の反発力

 神戸と勝点1差につける川崎フロンターレは前節、終了間際に追いつかれて引き分けた。中2、3日での試合が続き、今節も難しい試合になるだろう。

 ACLE決勝で敗れた後も視線を下げずに戦ってきた川崎は、帰国初戦こそ鹿島アントラーズ相手に敗れたが、その後は複数得点を続けて2勝2分。連戦を締めくくる今節も、力を振り絞って戦うはずだ。

 だが、今回ホームに迎えるガンバ大阪にはここ2シーズン、1分3敗と勝てていない。G大阪は連敗中だが、昨季は2連敗が2度あっただけ。今季も連敗が1度あったが、続く試合では勝利を取り戻して、泥沼にはまることはなかった。

 地力のある川崎だが、連敗後の反発力を見せるであろうG大阪も侮れない。今季J1最多タイの7引き分けを記録している川崎が、その数をもう1つ重ねることになるだろう。

 後編では、やはり連戦の中で上位争いを続ける浦和レッズや、勝敗の投票率で偏りがあるカードを中心に分析していこう。

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