【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 2ー1 アルビレックス新潟(5月18日/JFE晴れの国スタジアム)【映像】ファウルに激昂→喉元を突き飛ばす瞬間 アルビレックス新潟のDF舞行龍ジェームズが、競り合いでファウルをしてきたファジアーノ岡山…

【明治安田J1リーグ】ファジアーノ岡山 2ー1 アルビレックス新潟(5月18日/JFE晴れの国スタジアム)

【映像】ファウルに激昂→喉元を突き飛ばす瞬間

 アルビレックス新潟のDF舞行龍ジェームズが、競り合いでファウルをしてきたファジアーノ岡山のDF立田悠悟に激昂。喉元を強く押して突き飛ばし、警告を受けた。冷静さを欠いた振る舞いにファンから非難が集まっている。

 新潟はJ1リーグ第17節で岡山と対戦。1ー1で迎えた36分、ピッチ中央付近で激しいボールの奪い合いが繰り広げられる中、ベテランDFの堪忍袋の緒が切れた。

 舞行龍は岡山のMF佐藤龍之介の縦パスをカット。すると、立田が即時奪回を仕掛けてくる。すぐさま身体を反転させて背負う体勢をつくり、ボールキープを試みた。しかし、立田のアプローチが激しく転倒。それでも瞬時に起き上がり、再びボールをキープしようとしたが、足を蹴られながら背中を押されて倒された。

 主審が立田のファウルを示す笛を吹くと、次の瞬間だった。舞行龍は立ち上がるのと同時に左手で立田の喉元を押して突き飛ばしたのだ。立田は首を抑えながら、そのまま後ろに倒れた。スタジアムが騒然とする中、MF藤田息吹とDF田上大地が主審に駆け寄り猛抗議。喉元に張り手を食らった立田は、新潟のMF星雄次に手を借りて立ち上がったが、右手を強く振り上げて不満を表した。

 解説の山岸智氏は「少し冷静にならなきゃいけないですよね」と釘を刺す。さらに舞行龍にイエローカードが提示されると、「イエローカードで助かったかもしれないですね。こういうシーンで熱くなるのは、もちろんわかるんですけどね。こういうところでレッドカードをもらって1人少ない状況になってしまうと、チームに迷惑をかけてしまいますから」とコメントした。

 36歳の舞行龍が起こした乱暴な行動に、ファンがSNSで反応。「そんなところで熱くならんでくれ、舞行龍よ…」「舞行龍ベテランらしからぬ姿勢だぞそれ…」「舞行龍ジェームズは普通にレッドでもおかしくないだろ。報復行為だし普通に暴力。熱くなったからと言って許される行為じゃない」「舞行龍イラついてるけどそのイライラ自分のミスからだからな」「舞行龍イエローで助かったな、ベテランがやることじゃないって」「舞行龍はこういう癖あるからなあ…」「舞行龍ジェームズ赤じゃろ!」「舞行龍ジェームズ、歳取ってもプレー粗いよな。くだらないイエローカードもらって」など非難が殺到している。

 また、「舞行龍は赤でも文句言えないけど、立田も確実に黄色」「なんで舞行龍だけイエローなん」「これで舞行龍だけにカード出すなら相手を挑発してアクションさせる方が常に戦略として正しいじゃん。それってプロサッカーとしてどうなの?」など、舞行龍のみが警告を受けたことに不満の声も出ている。

 一触即発の舞行龍と立田だったがその後に握手。両者が和解した瞬間、スタジアムからは万雷の拍手が起こった。なお、試合は58分に勝ち越しゴールを挙げた岡山が勝利。敗れた新潟は3試合未勝利となっている。

(ABEMA de DAZN/Jリーグ)