【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ 2-1 横浜FC(5月14日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)【映像】痛恨ミスから「衝撃オウンゴール」の瞬間 驚愕の瞬間だ。川崎フロンターレのMF家長昭博のロングループシュートが…
【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ 2-1 横浜FC(5月14日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
驚愕の瞬間だ。川崎フロンターレのMF家長昭博のロングループシュートがクロスバーに当たり、跳ね返ったボールを横浜FCのDFンドカ・ボニフェイスがまさかのオウンゴール。痛恨の処理ミスで決勝点を与えたプレーがファンの間で話題になっている。
川崎Fと横浜FCが5月14日、延期分のJ1リーグ第14節で対戦。1ー1で迎えた83分のことだ。川崎FのMF山本悠樹が自陣左サイドでパスカットし、前線にロングボールを蹴り込んだ。これをFWエリソンが全速力で追いかけるも、横浜FCのGK市川暉記がペナルティーエリアを飛び出して頭でクリアした。
すると、ルーズボールに反応した家長が、利き足ではない右足を使ってダイレクトでループシュートを狙う。横浜FCの市川、DF山﨑浩介、ンドカが懸命に戻る中、ゴールから約40m離れた位置からのシュートはボックス内でバウンドしてクロスバーにヒット。ボールがンドカのもとに飛んでいく。これをンドカは胸でトラップし、オーバーヘッドキックでクリアしようとしたが、ボールが右足のつま先に当たり、自陣のゴールネットを揺らしてしまったのだ。
大失態を犯したンドカは仰向けのまま起き上がることができず、ショックを隠せない様子だった。一方、ンドカの背後から走ってきていたエリソンは渾身のガッツポーズで喜びを爆発。また、オウンゴールを誘発させた家長のもとには川崎Fの選手が集まり、歓喜の輪ができた。
このシーンには実況席も驚愕。解説・福田正博氏は「GKが大きくクリアできなかったところ、(家長の)ワンタッチシュートが効きましたよね。(ンドカの)クリアは少し慌てましたよね。胸でコントロールして、オーバーヘッド気味にクリアしようとしたんでしょうけど、胸のコントロールが少し前になってしまったので、身体から離れてしまったんですよね」と言及。実況の野村明弘氏が「相手が(後方から)来るかもしれない、難しさがあったということでしょうか」と問いかけると、福田氏は「周りの状況を見れていなかったですから。早くクリアしなきゃいけない、時間をかけちゃいけないという思いから今のプレーになったと思います」と説明した。
衝撃的なオウンゴールにはサッカーファンたちもSNSで反応。ンドカには「ちょ何してんwww」「これは酷い」「そんなに慌てなくても…」「焦りすぎ」「やっちまったなー」「なぜそうなった?」「これは全員ズコーッだわw」「なにやってんだ…笑えねぇ」「これ入ったと思って明らかに油断してたな」「令和の伝説のオウンゴール」「歴史に残る映像」などの反響が出ている。
一方で家長のダイレクト・ループショットも美しかっただけに、「家長の逆足ループえぐいって」「クロスバーだったけど家長のループすごかった」「家長逆足じゃね?」「家長さすがだな」「もう家長のゴールにしてやってよ」「これはもう家長のゴールでOKです」などのコメントが出ている。
これが決勝点となり、川崎Fが逆転で7試合ぶりの勝利で9位浮上。一方の横浜FCは今季初の連勝を逃して降格圏18位のままとなった。Jリーグ公式サイトによれば、横浜FCの四方田修平監督は試合後、「こちらもギリギリのところで粘ってはいたんですが、非常にもったいない最後の失点になりました。とはいえ、あの失点はチーム全体で喫したものだと考えていますし、攻守両面で自分たちにまだ足りない部分があった結果の敗戦だったと、しっかり受け止めています」と悔やんだ。
(ABEMA de DAZN/Jリーグ)