4月27日(現地時間26日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズはオクラホマシティ・サンダーとのプレーオフ第1ラウンド…
4月27日(現地時間26日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズはオクラホマシティ・サンダーとのプレーオフ第1ラウンド第4戦を戦い、115-117で敗れプレーオフの敗退が決まり今シーズンを終えた。エースのジャ・モラントは前の試合で左股関節を負傷したため第4戦を欠場しており、コート外からチームの敗退を見届けることとなった。
そんなジャ・モラントが、SNSに突如以下のような意味深コメントを投稿した。
「願い事には気をつけな」
前後に意味を読み取れるような文脈もなければ、その後のフォローアップもないこのコメントは、ファンやメディアの間で様々な憶測を呼んでいる。真っ先に想像されているのは、モラントのグリズリーズとの決別である。
グリズリーズは、レギュラーシーズン終了直前に2019年からヘッドコーチを務めていたテイラー・ジェンキンスを含む複数のコーチングスタッフを解雇。現地メディア『The Athletic』によれば、モラントと良好な関係にあったジェンキンス、および近年のグリズリーズのオフェンスを築いたとされているノア・ラロッシュAC(アシスタントコーチ)が揃って解雇されたことで、モラントとグリズリーズとの信頼関係に大きな亀裂が入った模様。
また、グリズリーズ側もモラントに対する信頼は昨シーズンから揺らいでいたという。チームがウェスタン・カンファレンス13位に沈みプレーオフ出場を逃した昨シーズン、モラントは自身が起こした“銃器騒動”(SNSで銃を所持している姿を立て続けに配信)による出場停止処分とケガの影響で大半を欠場。現地メディア『ClutchPoints』は、昨シーズンの出来事をきっかけに、モラントのリーダーシップや健康面、そしてチームにおけるモラントの位置づけに関して大きな疑問を抱くようになったという。
モラントの指す「願い事」が果たして何を意味しているのか全く定かでない中で、シーズン終了直後のコメントというタイミングも重なり、SNSではモラントの移籍先予想まで発展している。プレーオフが佳境の中で少し気が早いが、オフシーズンのモラントやグリズリーズの動向に注目だ。