体操の世界選手権(10月19日開幕、インドネシア・ジャカルタ)代表選考を兼ねる全日本個人総合選手権は4月17日、高崎アリーナで開幕する。17日は公式練習が行われ、史上5人目の5連覇を狙う2021年東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(日本生…
体操の世界選手権(10月19日開幕、インドネシア・ジャカルタ)代表選考を兼ねる全日本個人総合選手権は4月17日、高崎アリーナで開幕する。17日は公式練習が行われ、史上5人目の5連覇を狙う2021年東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は、「まず全日本、そして、NHK杯と戦っていって、ジャカルタの世界選手権代表に選ばれて世界一を取れるように今年はやっていきたい」と気持ちを高めた。
昨夏のパリ五輪後、改正されたルール変更に対応することが今大会の大きなカギになる。「新ルールになってすごく大事な初戦。良い点は(10技から)8技になったので、少しだけ体の負担は減ったのかな。逆に以前は高難度の技を10技入れて戦っていたので差がつかなくなった。あとは一つの失敗で順位が変わる。8技になってどういう展開になるかというのをしっかりと今回の試合を大事にして先を見据えて次は自分が何をすべきかを考えていきたい。準備してきたことを出せれば、おそらく優勝できると思う」と気を引き締める。
平行棒では今まで実戦では取り入れてこなかったE難度の「車輪ディアミドフ」を導入し、勝負に出る。「今まで車輪ディアミドフも長い期間練習して安定していたので、チャレンジしてみようと思って、今大会新たに取り入れます」と決意を語る。
4月1日からプロに転向した。新たなスタートになるとはいえ、自身は冷静に地に足をつけて臨む。「セントラルスポーツさんにもプロ契約をさせて頂いたので、練習環境の方もあまり変わらずにサポートしてもらっているので、今までと同じように取り組めている。体操に集中できる環境を日本生命さんとセントラルスポーツさんに整えてもらっています。今は試合がメインなので、心境の変化はあんまりないですが、1年終わってみるといろいろな変化があるのかなとは思っています」と前向きに話した。