◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(15日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)2028年「ロサンゼルス五輪」(カリフォルニア州リビエラCC)のゴルフ競技に男女混合の新種目が追加されたことを、日本女子の…

◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(15日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
2028年「ロサンゼルス五輪」(カリフォルニア州リビエラCC)のゴルフ競技に男女混合の新種目が追加されたことを、日本女子のオリンピアンも歓迎した。米女子ツアーを主戦場にする2024年「パリ五輪」代表の山下美夢有、21年「東京五輪」代表の畑岡奈紗が前向きな姿勢を見せた。
五輪ゴルフは112年ぶりに競技に復活した16年のリオデジャネイロ大会以降、それぞれ男女60人による個人戦が行われた。ロサンゼルスではさらに、男女ダブルスのストローク戦を実施。各国の個人戦代表の選手一人ずつがペアを組み、2日間にわたってフォアサム(1つのボールを交互に打つ)と、フォアボール(それぞれのボールをプレーしてホールごとに良い方のスコアを採用)形式で36ホールの合計スコアを競う。
パリでメダルにあと一歩届かず4位に終わった山下は「すごく楽しみ。(ロサンゼルス大会も)出たいと思っている。男子と交流も一緒にプレーすることもなかなかないので」と意欲を語った。
2日前に閉幕した男子メジャー「マスターズ」を米国でテレビ観戦。「やっぱりすごいと思いましたし、良い刺激をもらいました。(ロリー・)マキロイをめっちゃ応援してたので、めっちゃ感動して、涙が出そうになりましたもん」と、25年ぶりのキャリアグランドスラム達成に心を動かされたという。

畑岡も「自分でチャンスをつかめるようにしたいと思っています」と3年後の五輪へのカムバックを目指す。「やはりマスターズもそうですけど、男子の知名度、人気はスゴイ。そういう意味ではペアを組んだら観る人も増えるだろうし、おもしろいかなと思います」。米女子ツアーに身を置いて9年目。米国のプロゴルフ実情を知るからこそ、そう語る。
ひとつ懸念されるのが、ペア戦出場選手は個人戦と合わせて期間中に計6ラウンドをプレーすること。「ちょっと、やりすぎですかね?数はこなさないといけない」と笑った。
リオデジャネイロから3大会は、五輪から約1カ月半前の世界ランキングに基づく、独自の五輪ランキングにより選手が決まった。各国・地域の出場人数は世界ランクで15位以内ならば最大4人、16位以下の場合は最大2人。日本勢はすべて男女2人ずつが出場した。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)