陸上女子100メートル障害元日本記録者で、2021年東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が15日、都内で記者会見に出席し、「今シーズンを持って競技者としての第一線を退くことを決意いたしました」と話した。9月に行われる東京世界陸上…

 陸上女子100メートル障害元日本記録者で、2021年東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が15日、都内で記者会見に出席し、「今シーズンを持って競技者としての第一線を退くことを決意いたしました」と話した。9月に行われる東京世界陸上へは「今頑張っていきたいと思っている」とし、その後は全国の大会や記録会を巡って「いろんな世代の競技者とガチンコレースをしたい」と普及活動に注力するとした。

 寺田は13年に23歳で一度競技から離れ、結婚して14年に長女の果緒ちゃんを出産。その間に早大人間科学部(通信教育過程)へ進み、学んだ。ラグビー7人制への挑戦を経て19年に陸上に復帰した。この日の会見には日本ハム・清宮幸太郎内野手がビデオメッセージ、父で日本ラグビー協会の清宮克幸副会長もサプライズで登場した。

 幸太郎は「ぜひその場に行きたかったんですが、ビデオメッセージでひと言ご挨拶させていただきます」とし「明日香さんの決断に敬意を表しまして、僕が試合で使用しているバットと清宮フレンズのひよこキーホルダーをプレゼントしたいと思います!現役生活、おつかれさまでした」とねぎらった。

 克幸氏は「最後の1年、挑戦。本当に応援してますので頑張ってください」とエールを送った。清宮氏は「うちとはご縁がありすぎなんですよね。きょうは絶対に来なきゃと思って参りました」とし「本当に応援してます。あと、引き続きですけど、ラグビーの方もいい感じで(笑)」と話した。