内島萌夏が2勝目を挙げて日本が勝利 女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対ルーマニア(東京・有明コロシアム)が4月…
内島萌夏が2勝目を挙げて日本が勝利
女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」(BJK杯)ファイナル予選 グループAの日本対ルーマニア(東京・有明コロシアム)が4月12日に行われ、シングルス第2試合で内島萌夏(安藤証券/世界ランク51位)はルーマニアのアンカ・トドニ(同88位)を3-6,7-6(3),6-2で下し、日本は2勝0敗とした。
【動画】内島萌夏の鮮やかなカウンターショット!杉山愛監督もガッツポーズ
杉山愛監督率いる日本は、内島や伊藤あおい(SBCメディカルグループ/同104位)、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同136位)、青山修子(近藤乳業/ダブルス同55位)、穂積絵莉(日本住宅ローン/ダブルス同51位)の5名を選出。大会2日目の12日にルーマニアが対戦した。
シングルス第1試合で日本は柴原を起用。ミリアム・ブルガル(同211位)を7-5,6-2で下し、日本が先勝した。
続くシングルス第2試合では、両国のエースとなる内島とトドニが対戦。第1セット序盤は互いにブレークポイントを握り合う展開となったものの、内島はこのチャンスを活かせず。次第にトドニの強打が決まり始め、第6ゲームでブレークを許して3-6でセットを失う。
第2セット、1-4から内島はあきらめることなく1ポイントずつ積み重ねて追いついたが、第9ゲームでピンチを迎え、痛恨のダブルフォールトで再びリードを許してしまう。それでも、トドニの2本のマッチポイントを防いで第10ゲームでブレークし追いつくと、そのままタイブレークに突入。これを制して7-6(3)でセットを奪い返した。
勝負の最終セット、息を吹き返した内島は、コートを広く使うワイドサーブやストローク。粘り強く返球し、トドニからチャンスボールを引き出す。相手のポジションもよく見えており、ドロップショットも効果的に決まった。第1ゲームでブレークすると、挽回しようとするトドニは攻め急いでミスが早い。第7ゲームもブレークしリードを広げて6-2。見事な逆転勝ちを決めて、日本が2勝を挙げた。
オンコートインタビューでは、「正直どうやって勝ったかわからないんですけど、みなさんの声援のおかげで最後まで戦い抜くことができました」と観客に感謝。「(柴原)瑛菜ちゃんも1試合目(を勝って)、いい形で回してくれたので(勝敗を)決めることができてホッとしています」と喜んだ。
2勝0敗で迎える第3試合のダブルスでは、青山/穂積とイリンカ・アマリエイ(ダブルス同368位)/マラ・ガエ(ダブルス同549位)が対戦する。
計18か国が参加するファイナル予選は、3か国ずつの計6つのグループに分けられ、総当たり戦が行われる。シングルス2試合、ダブルス1試合で2勝した国の勝利となる。グループ1位の国はファイナル(中国・深圳/日程未定)に進出し、グループ2位、3位の国はプレーオフ(開催地未定/11月)に進む。
グループAで争うのは、昨年のBJK杯ファイナル(スペイン・マラガ)ではベスト8だった日本とカナダ、ルーマニアの3か国。11日には、カナダが3勝0敗でルーマニアを下した。
なお、今大会は、男子のATPツアーや男子国別対抗戦「デビスカップ ファイナル予選1回戦 日本対イギリス」を配信しているU-NEXTが独占ライブ配信している。
▶【関連記事】19歳メンシク、ツアー初優勝「特別な意味を持つ」。敗れたジョコビッチ「彼には明るい未来があると確信」[マイアミ・オープン]
▶【関連記事】錦織圭、第1セット終了後に棄権。クレーコート・シーズン初戦は2回戦敗退[米男子クレーコート選手権]
▶【関連記事】17歳 園部八奏、地元テニスクラブが自身の原点「好きなようにプレーして自分のテニスを伸ばせた」。夢はないが今年の目標は「プロで優勝」