◆明治安田J1リーグ▽第8節 鹿島3―4京都(6日・カシマ) 鹿島は2点を先行しながらも京都に3―4で逆転負けし、痛恨の2連敗となった。 採点と寸評は以下の通り。鬼木達監督【4・5】曹監督に采配負け。やり方、方向性を統一できず、後半に拙すぎ…

◆明治安田J1リーグ▽第8節 鹿島3―4京都(6日・カシマ)

 鹿島は2点を先行しながらも京都に3―4で逆転負けし、痛恨の2連敗となった。

 採点と寸評は以下の通り。

鬼木達監督【4・5】曹監督に采配負け。やり方、方向性を統一できず、後半に拙すぎる試合運び

GK早川友基【5・0】無念の4失点。最後は強烈シュートでニアを抜かれる

DF濃野公人【5・0】2、3点目は右を崩されてのもの。積極的に前に上がる姿勢が「不正解」になってしまった。「正解」にするためには間接的にでも得点に絡むか、帰陣後にしっかりと対応するかしないと

DF植田直通【5・0】ピッチ内で修正できず、相手4トップの攻撃をもろに受けて結果的に大量4失点

DF関川郁万【4・5】ラファエルエリアスにあれだけフリーで打たせてしまえば、こうなってしまう

DF安西幸輝【5・5】4点目を奪いにいってひっくり返されたシーンは責められない。繋ぐか蹴るか、攻めるか守るか曖昧だった時間帯に、背中で示すプレーを求めたい

MF樋口雄太【5・5】前半は助演として暗躍。後半は出し手とも受け手ともかみ合わず、中途半端に

MF柴崎岳【6・0】前半は誰もが待ち望んでいた、優雅で、スマートで、かつ狡猾なプレー

MF荒木遼太郎【6・0】アシストこそつかなかったが、高い技術で2得点に絡む。結果論だが、悔やまれるのは後半開始直後の自陣深い位置でのファウル献上。あそこからチームのフワフワが始まった

MF松村優太【6・0】前半は相手右SB、右CBのエリアを巧みに突いた。師岡INは既定路線のため、役目を果たした上での交代だったと言えるだろう

FW鈴木優磨【5・5】先制点アシスト。荒木が退いてから特にポジションが低くなったが、結果的にレオセアラ孤立を招いた。下がったことが間違いではなく、下がる効力を示せなかったことが悔やまれる

FWレオセアラ【6・5】2ゴールで通算8戦8発。後半は沈黙も、ストライカーとしての責務はしっかりと果たした

MF小池龍太【4・5】後半20分IN。前で奪えなかったシーンが失点に直結するなど、何もかもが裏目に出てしまった

MF三竿健斗【4・5】後半20分IN。速攻時にわき出てくる相手に後手を踏み、失点を重ねる

MF師岡柊生【6・5】後半20分IN。意地のスーパーゴール。同じ1点差負けでも、2―3のまま終わっていたのと、3―4で終わったのでは意味が違う。力を示した

FW田川亨介【5・0】後半38分IN。やらない後悔よりやった後悔、打たない後悔より打った後悔

DFキムテヒョン【―】後半40分IN。出場時間短く採点なし

上田益也主審【6・0】カードで基準を具現化し、大荒れもあり得た試合をうまく沈静化

※平均は5・5~6・0点(採点・岡島 智哉)