第69回大阪杯(6日/GI、阪神芝2000m)には、前走香港ヴァーズ3着に続きJ.モレイラとコンビを組むステレンボッシュ、2連勝中で重賞3勝のシックスペンス、連覇を狙うベラジオオペラなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「シックスペンス」を取り上げる。
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■シックスペンス
父キズナは名馬であったが、距離が延びて良いことなどほぼほぼなかった。筋骨隆々で首も太ければ重心の低い体型でマイラーと思わせる馬体。実際、古馬になってからは2000メートルまでがやっとという感じだった。距離に融通性こそあったが、子供達の活躍が1600メートルから2000メートルの距離に集中していることからも、キズナの本質はマイラーだったのではないだろうか。そんな父の最高傑作となり得る逸材こそが同馬だ。
厚み十分の馬体で首も太い。おまけに重心の低いフットワークも父と瓜二つだ。それでいてトップスピードの質は父以上の可能性まで秘めているのだ。どこの世界にタフなウッドコースでフルブレーキをかけられながらも1F11秒1をマークできる馬がいよう。「やりすぎないように」と鞍上が絶妙なさじ加減でコントロールしたが、それが同馬には可能なのだから末恐ろしい。
前走は爪不安明けでウッド調教は最終追いの1本のみだったが、今回はウッド調教を4本こなし、いずれも併せ馬と、前走以上の強度で順調に乗り込めた。最終追いでも道悪をさほど苦にすることなくスイスイ進み、抜け出す際は鋭い反応。しまいの加速もなめらかで、爪の状態も安定しているとなれば、モノの違いを見せつけることになりそうだ。
総合評価「A」
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