◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(15日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)3月になったルーキーイヤーのデビュー戦、中国での「ブルーベイLPGA」で17位、2戦目の「フォード選手権」では6位。馬場咲…

◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(15日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
3月になったルーキーイヤーのデビュー戦、中国での「ブルーベイLPGA」で17位、2戦目の「フォード選手権」では6位。馬場咲希は序盤戦の数少ない貴重な出場機会を確実に生かした。目下、年間ポイントレース(CMEグローブポイント)46位は、出場試合が2戦以下の選手でトップ。13人の日本人ツアーメンバーの中では7番目に位置する。
今週からタフな3連戦が控えていることも今は喜ばしい。「去年のQTが終わった時は出られる試合が少ないと聞いていた。これまでの結果もあって、出られる試合を確定できたのは気持ち的にホッとした。出られる試合を多くしたいと思っているので、メジャーも出られてうれしいです」。次週のメジャー初戦「シェブロン選手権」(テキサス州ザ・クラブatカールトン・ウッズ)に向けても気合いが入る。
直近の2試合を振り返れば、すべてが好調だったとは言い難い。一時帰国した後、前週末に再渡米。開幕2日前のこの日もコースチェックを終えた後、ドライビングレンジで武尾隆央コーチの直接指導を受けてスイングの修正を急いでいる。「前回までの試合も『んん?』と思うところもありつつ、他でカバーできてリズムをつかめた」。ラウンド中の修正力と粘り強さがサバイバルレースには欠かせない。
昨年から会場が変わり、ロサンゼルス西部のエルカバレロCCは、馬場だけでなくほとんどの選手にとって初体験のコース。山間にある18ホールに「アップダウンが結構あると思っていたけれど、フェアウェイが結構狭くてグリーンの傾斜が強い」という印象を持った。
フェアウェイバンカーが、ちょうど1Wショットのランディングエリアの左右に配置されているのも嫌らしいところ。「バンカーをよけて(刻んで)いくホールでもないので、入ってしまったらしょうがない」。ピンチの前後で気持ちを割り切ることも重要。思い切りのよさだけは失えない。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)