日本プロ野球外国人OB会は4日、阪神OBで2019年に亡くなったジーン・バッキー投手の家族が大切に保管していた盾を修復し、甲子園歴史館に寄贈すると発表した。 家族は阪神の球団創立90周年に合わせて来日。9日に甲子園歴史館で開催される寄贈式…
日本プロ野球外国人OB会は4日、阪神OBで2019年に亡くなったジーン・バッキー投手の家族が大切に保管していた盾を修復し、甲子園歴史館に寄贈すると発表した。
家族は阪神の球団創立90周年に合わせて来日。9日に甲子園歴史館で開催される寄贈式に参加後、甲子園でのヤクルト戦も観戦予定だという。
バッキー氏は外国人OB会の初代会長を務め、19年9月10日に亡くなるまで、今年2月に亡くなった吉田義男元監督や、現役時代の対戦相手の王貞治氏との再会を願っていたという。
家族が寄贈するのは「第5回ミスタータイガース選定 セリーグ決戦ナイター 最高殊勲選手賞」の盾。「G.バッキー投手 1964年9月26日 阪神-大洋2連戦 甲子園球場」と記された。
バッキー氏は米ルイジアナ州出身で1962年から68年まで阪神に在籍。69年は近鉄でプレーした。NPB在籍8年間で通算100勝80敗、防御率2・34。64年に29勝9敗、防御率1・89で最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し、外国人投手として初めて沢村賞に輝いた。