ラグビーリーグワン1部で現在4位の静岡ブルーレヴズは5日、ヤマハスタジアムで8位の相模原を迎え撃つ。3日にメンバーが発表され、190センチ、146キロのショーン・ヴェーテー(24)が今季2度目の先発入りを果たした。リーグ最重量を誇る超大型…
ラグビーリーグワン1部で現在4位の静岡ブルーレヴズは5日、ヤマハスタジアムで8位の相模原を迎え撃つ。3日にメンバーが発表され、190センチ、146キロのショーン・ヴェーテー(24)が今季2度目の先発入りを果たした。リーグ最重量を誇る超大型プロップは「スクラムで強さを見せたい」と必勝を誓った。
出身はニュージーランドで、環太平洋大を昨年3月に卒業。アーリーエントリーで昨季7試合、今季もここまで12試合に出場している。後半途中からピッチに立ち、仲間にエナジーを与えると同時に、疲れてきた相手に重いタックルと突進でダメージを与えるのが大きな役目だ。相模原戦はスタメンだが「やることは同じ。前回(3月22日のBR東京戦)は緊張したけど、今度はリラックスしてプレーできそうです」と笑った。
入団時に発表された体重は130キロ。それから約1年で16キロ増えた。「少し重いので絞ろうと思っているけど、食べすぎてしまうんです」。それでもプレーにはキレがある。この日のヤマハ大久保グラウンドでの練習でも、タックルと同時に相手のボールを奪ってみせた。「膝にも負担はありません」とバランスが取れている。迫力満点の突進でヴェーテーが勝利に貢献する。(里見 祐司)
〇…近大を先月卒業したプロップ稲場巧(22)が、アーリーエントリーでリザーブ入り。アイスタで行われたBR東京戦でリーグデビューしており、「応援の声がすごかった。今度はホームのヤマハスタジム。楽しみ」と声を弾ませた。相模原は大学同期のプロップ蔡唯志が先発入りしており、「スクラムで対決したいです」。1日にヤマハ発動機の入社式を終えたばかりで、練習後は「これから研修です!」とロッカールームへ急いでいた。