「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪) 大きなインパクトを残した日本デビューだ。阪神のジョン・デュプランティエ投手が6回3安打1失点の8奪三振。「ファンのエネルギーをすごく感じて、その中で楽しんで投げることができたよ」と充実の表…
「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪)
大きなインパクトを残した日本デビューだ。阪神のジョン・デュプランティエ投手が6回3安打1失点の8奪三振。「ファンのエネルギーをすごく感じて、その中で楽しんで投げることができたよ」と充実の表情を浮かべた。
初回。ハプニングが起きた。コンタクトがズレて捕手のサインがよく見えず。それでも梶原を見逃し三振、牧の初球にはこの日最速の157キロを計測して空振り三振。三森も遊ゴロに仕留めて三者凡退に抑えた。二回以降はメガネ姿で登場し、計8奪三振と圧倒した。
冷静に腕を振っていたが、味方の好守には賛辞を惜しまない。四回、先頭の牧が放った三塁線への痛烈な打球を佐藤輝がファインプレー。ほえながら、指さしポーズでグラブを何度もたたいた。
2軍戦などでもバッテリーを組んできた栄枝と見事な立ち上がりを見せ「栄枝の配球のおかげで効率良く投げられた。そして野手の守備のおかげ」とチームへの感謝を口にした。
父・ジョンさんと母・デブラさんも応援に駆けつけていた。3月27日のウエスタン・オリックス戦を見届けて帰国予定だったが、急きょ延泊。両親の前で好投し「すごく幸せな気持ちです」と笑みをこぼした。
六回に惜しくも先制点を献上して降板したが、胸を張れる来日初登板。「制球の精度を上げて。チームの勝利に貢献できるように」。次こそ初勝利を手に入れる。