「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪) 故郷でDeNA・山本祐大捕手が躍動した。同点の九回1死一、二塁。ゲラのスライダーを捉えると、打球は中堅・近本の頭上を越えた。激走してヘッドスライディングで三塁へ到達。殊勲の決勝打に、子ども…
「阪神2-5DeNA」(3日、京セラドーム大阪)
故郷でDeNA・山本祐大捕手が躍動した。同点の九回1死一、二塁。ゲラのスライダーを捉えると、打球は中堅・近本の頭上を越えた。激走してヘッドスライディングで三塁へ到達。殊勲の決勝打に、子どものような笑顔でガッツポーズを繰り出した。
八回に2点差を追い付かれた直後だった。「何とか1点を取りたいなと思っていたので、最高の形になった」。大阪市大正区出身で、京セラドームはお膝元。この日は両親が応援に駆けつけており「いい姿を見せられたんじゃないかな。すごく思い入れのある球場ですし、そこでヒーローインタビューができてうれしい」と笑顔を弾ませた。
正捕手としては先発ケイを7回無失点、8奪三振の好投へ導いた。三回は無死一、二塁から佐藤輝、森下、大山のクリーンアップを3者連続三振。特に出色の出来だったカットボールを巧みに利用し「向こうに勢いを行かせなかったってところで、あの回はポイントになった」と振り返った。
司令塔の攻守にわたる活躍で、チームは引き分けを挟み3連勝。勢いを携え、4日からは広島に乗り込む。