「ヤクルト3-0広島」(3日、神宮球場) 勝利の瞬間、控えめにガッツポーズをした。自身3年ぶり、今季のセ・リーグで一番乗りの完封勝利。ヤクルト・小川泰弘投手は「最後まで絶対いくぞ、という強い気持ちを持ってました」と内に秘めていた闘志をむき…
「ヤクルト3-0広島」(3日、神宮球場)
勝利の瞬間、控えめにガッツポーズをした。自身3年ぶり、今季のセ・リーグで一番乗りの完封勝利。ヤクルト・小川泰弘投手は「最後まで絶対いくぞ、という強い気持ちを持ってました」と内に秘めていた闘志をむき出しにした。
強気の投球で勝負した。球威のある直球、変化球を効果的に使い、内角も攻めた。9回をわずか2安打で無四球。球数は92球と100球未満で完封する“マダックス”を達成した。高津監督は「お手本になるようなピッチングをしてくれた」と手放しで褒めた。
昨季はわずか2勝。長年エースを担ってきた男は「本当に悔しい思いをしました」と気持ちを吐露した。「強い自分を取り戻せるようにやってきた。一年一年が勝負ですけど、まだまだ若い子には負けたくない気持ちは強いです」。ベテランが復活への第一歩を刻んだ。