今月末をもって引退する的場文男騎手の免許返納式が31日、東京都港区の地方競馬全国協会本部で行われた。 同騎手は1956年9月7日生まれの68歳。73年10月16日にデビューし、帝王賞や東京大賞典など、南関東のビッグタイトルを数多く手中に…

 今月末をもって引退する的場文男騎手の免許返納式が31日、東京都港区の地方競馬全国協会本部で行われた。

 同騎手は1956年9月7日生まれの68歳。73年10月16日にデビューし、帝王賞や東京大賞典など、南関東のビッグタイトルを数多く手中に収め、“大井の帝王”との愛称で親しまれた。豪快な騎乗スタイルを武器に02年、03年の地方全国リーディングを獲得するなど、歴代1位となる地方通算7424勝(うち重賞154勝)。24年7月8日の大井3Rが最終騎乗となり、25年3月31日をもって引退となる。

 斉藤弘理事長に騎手免許証を手渡し、騎手人生にピリオドを打った的場文男騎手は、「免許を返すのはちょっと寂しい」と心境を吐露。51年3カ月にわたる騎手人生は「競馬関係者の皆さまにかわいがっていただき、ご来場になるファンの皆さんの声援があったからからこそ、7424勝もできたと思う」と振り返り、「競馬関係者の皆さま、応援くださったファンの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。