◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 最終日(30日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)畑岡奈紗は通算15アンダー17位で終え、開幕から出場4試合連続でトップ20…

畑岡奈紗は今季4試合連続のトップ20となる17位

◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 最終日(30日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6661yd(パー72)

畑岡奈紗は通算15アンダー17位で終え、開幕から出場4試合連続でトップ20フィニッシュとなった。伸ばし合いのコースで60台を3度マークしたものの、「目標が1日5アンダーだった。(20アンダーに)5打届かなかったのは、今後の課題かな」と結果を受け止めた。

出だし2連続を含め、4ホールで3つ伸ばしたスタートから一時停滞。6番(パー3)でボギーを喫すると、ティショットを右に曲げた8番は花道の手前からの寄せがショート。2.5mほどのパーパットが右を抜けてスコアを落とした。

後半は12、17番と2つのパー5でイーグルを奪取。4UTで2オンした12番は8mを沈め、17番は5Iのセカンドが「うまく(花道から)のぼってくれた」とピンそば2mについた。途中で出た右に滑るようなボールは気になるとした上で、ショット面には引き続き及第点をつける。

新たにスコッティキャメロンのセンターシャフトパターで4日間を戦った

喫緊の課題として取り組むグリーン上はスコッティキャメロンのセンターシャフトパターを投入して4日間戦った。読みやターゲットのとり方に手応えを感じており、あとはストロークが緩んでしまう場面をどれだけなくしていけるかをポイントに挙げる。

シーズン初戦となった2月「ファウンダーズカップ」から11位→14位→8位→17位。「トップ20をずっとキープするっていうのも、なかなかできないと思う」と一定の評価をした上で「ちょっと自分で足踏み感はある」とも。やはり求めているのは、2022年「DIOインプラントLAオープン」以来の7勝目であり、悲願のメジャータイトルをたぐり寄せるための突き抜けた強さだ。

「あとはショートゲームとパッティングで、(足りない)その何打かを詰めていければ、安定してトップ10とかにも入れると思う。頑張っていきたい」。ひとつ上のステージに行くための方向性を明確にした。(アリゾナ州チャンドラー/亀山泰宏)