「プロレス・ゼロワン」(30日、新宿フェイス) 異能女子レスラー、ウナギ・サヤカが強行出場した「金の園(かねのその)スーパーランブル」で惨敗。5万円という生々しい額を失った上に、葛西純には“真の強さ”を説かれた。 葛西がリングで口を開いた…
「プロレス・ゼロワン」(30日、新宿フェイス)
異能女子レスラー、ウナギ・サヤカが強行出場した「金の園(かねのその)スーパーランブル」で惨敗。5万円という生々しい額を失った上に、葛西純には“真の強さ”を説かれた。
葛西がリングで口を開いた。「一つだけ言わせてもらおう。38年間、今でも独り身のお前に。このままいけば寂しい老後を暮らすであろうお前に」と、ウナギに嫌らしい前口上を突きつけた上で「本当に強い人間は自分のために戦うんじゃない。他人のために戦えるのが強い人間だ。俺っちは両国でササダンゴに勝って50万円をゲットしたら、娘におもちゃをいっぱい買ってあげよう」と宣言。大歓声に包まれ、リングの中央で仁王立ちした。
「金の園」は、ウナギが自身の自主興行「ウナギ絶好調」(4月26日、東京・両国国技館)の運営資金調達のために企画したもの。参加費用2万5000円で選手を募集したところ20選手が名乗りを上げた。28日と30日のゼロワンマットで2試合のランブル戦を実施し、各勝者2人が両国大会の「金の園」優勝決定戦に進出。勝者は優勝賞金を手にする。
今回は葛西、ウナギ、花園桃花、石川修司、ソイ、本間多恵、真白優希、VENY、トランザム★ヒロシ、シン・広田さくらの順番で、それぞれが2万5000円を支払いつつリングインした。
事前に「X」と告知されていた正体は、28日のランブル戦で敗退していたウナギだった。広田からは「コイツ2回も出ている!」と指摘され、意に介さなかったが、あっさりと最初に脱落。
ウナギが去ったリングでは、金欲を全開させた9選手がハチャメチャファイトを展開。葛西が27分57秒の戦いを制した後に、38歳のウナギに冒頭のマイクを向けるに至った。「5万円も払ったのに…」と悔しがったウナギに追い打ちをかけた格好だ。
葛西は両国大会では、28日の勝者で、複数の関係者の話を総合するとアジャコングが正体と推察されるスーパー・ササダンゴ・マシンと激突する。