【NASCAR】Straight Talk Wireless 400/ホームステッド-マイアミ・スピードウェイ(日本時間3月24日)【映像】ぶつかってる!驚異の接触バトル NASCAR(ナスカー)の2025年第6戦「「ストレートトーク・ワイ…

【NASCAR】Straight Talk Wireless 400/ホームステッド-マイアミ・スピードウェイ(日本時間3月24日)

【映像】ぶつかってる!驚異の接触バトル

 NASCAR(ナスカー)の2025年第6戦「「ストレートトーク・ワイヤレス400」が開催された。アメリカで人気のストックカーレースは、主にオーバルトラックで行われ、マシンは常に高速域にあってクラッシュも頻発する。今回もクラッシュ寸前の熾烈な順位争いが展開された。

 レース序盤の55周目、8位争いをしていたのは、2号車オースティン・シンドリックと23号車バッバ・ウォレスだった。ターン(コーナー)走行時はアウト側を走るシンドリックとイン側を走るウォレスとでコース取りも違ったが、ターンの立ち上がりではウォレスのフォード・マスタングが膨らみ、2台は一気に接近する。

 ストレートに入ると、お互いのマシンが若干接触しつつもクラッシュは回避して競り合い、ウォレスのトヨタ・カムリが半身だけ前に出た。その前後関係のままターンへ入っていくと、その次のストレートでは完全にウォレスが前に出て、8位に浮上した。

 解説の桃田氏によれば、これは「サイドドラフト」と呼ばれるもので、「マシンが横に並ぶと空気の流れが発生して、前のクルマのスピードがすこし落ちる。それを利用してイン側へ切り込む」のだという。相手の後方につけて自車の空気抵抗を減らす「ドラフティング(スリップストリーム)」だけでなく、オーバルトラックではこのような技も展開される。

 クラッシュしかねないほどギリギリの攻防だったが、このオーバルトラックならではのテクニックの応酬を観た視聴者からは、「あっぶね」「近い近い」「サイドドラフトの説明は非常にありがたい」といったコメントが見られた。

(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)