一発攻勢で北海道日本ハムが開幕戦勝利 日本ハムはベルーナドームで行われた西武との開幕戦に、2-0で勝利した。先発の金村尚真投手は、序盤3回を無安打に抑える完璧な立ち上がり。4回に初安打を許すも、得点は与えず粘り強く投げ進め、味方の援護を待っ…

一発攻勢で北海道日本ハムが開幕戦勝利

 日本ハムはベルーナドームで行われた西武との開幕戦に、2-0で勝利した。先発の金村尚真投手は、序盤3回を無安打に抑える完璧な立ち上がり。4回に初安打を許すも、得点は与えず粘り強く投げ進め、味方の援護を待った。

 好投に応えたい打線は7回、清宮幸太郎内野手の1号ソロで先制。9回表には、フランミル・レイエス外野手の1号ソロで1点を追加した。金村は、味方が得点した7回以降も崩れることなく、8回も無失点。9回もマウンドへ上がり、安打を浴びながらも無失点に抑えた。

 日本ハムは、金村がプロ初完投・初完封。開幕投手という大役で、最高の結果を出した。打線ではレイエスが2安打1本塁打、田宮裕涼捕手が2安打で打線をけん引した。

 敗れた西武は、先発の今井達也投手が9回105球6安打無四死球3奪三振2失点の力投も、打線の援護なく敗戦。打線では西川愛也外野手が3安打、渡部聖弥外野手がプロ初安打を含む2安打も、つながりを欠いた。

12安打8得点、打線爆発のロッテが快勝

 ロッテは、敵地みずほPayPayドームで行われたソフトバンクとの開幕戦に、8-2で勝利した。先発の小島和哉投手は、2回まで安打を許しながらも無失点。しかし3回、2死から山川穂高内野手の適時二塁打で先制を許す。4回には味方の好守に助けられ無失点で、4回73球4安打4四球4奪三振1失点でマウンドを降りた。

 一方の打線は6回、高部瑛斗外野手、上田希由翔内野手の連続二塁打でチャンスを広げ、小川龍成内野手の適時打で同点に。さらに西川史礁外野手も適時打で続き、勝ち越しに成功する。勢いは止まらず、藤原恭大外野手の適時打で2点を追加。なおも佐藤都志也捕手の1号2ランで6-1と突き放した。

 7回には小川の適時打で1点を追加。8回にはグレゴリー・ポランコ外野手の適時打で8-1とした。救援陣は、5回から2イニングを中森俊介投手が無失点。7回を鈴木昭汰投手が3者凡退に抑える好リリーフを披露する。8回に小野郁投手が1点を失うも、リードは渡さず。9回は菊地吏玖投手が無失点で締めた。

 ロッテは、12安打8得点と打線が爆発。藤原、小川が2安打2打点、高部が3安打の固め打ちを見せた。一方敗れたソフトバンクは、先発の有原航平投手が6回に崩れ、7回88球8安打無四死球3奪三振7失点。打線では周東佑京内野手が2安打と気を吐いた。

若月健矢がサヨナラ打、本拠地開幕戦で15年ぶりの白星

 オリックスは京セラドームで行われた楽天の開幕戦に、3-2で勝利。2010年以来15年ぶりの本拠地開幕戦白星となった。

 オリックスの先発は、自身2年連続の開幕投手となる宮城大弥投手。初回、2回と3者凡退で打ち取る上々の立ち上がりを見せた。すると直後の2回裏、1死から西川龍馬外野手がチーム初安打となる内野安打で出塁すると、続く太田椋内野手に1号2ランが飛び出し、2点を先制する。

 援護を受けた宮城は、7回まで走者を一人も許さない完璧な投球を見せる。8回、辰己涼介外野手に初の被安打となる内野安打を許すなど、1死一、三塁のピンチ。続く伊藤裕季也内野手の犠飛で1点を失うも、リードは守り切る。

 9回はアンドレス・マチャド投手が登板したが、宗山塁内野手に適時打を浴び、同点に追い付かれる。それでも9回、若月健矢捕手に適時二塁打が飛び出し、3-2でサヨナラ勝利。

 宮城が、8回98球2安打無四死球7奪三振1失点の好投。野手では西川が3安打をマークしている。敗れた楽天は、先発・早川隆久が6回76球4安打無四死球4奪三振2失点。9回に一時同点とするも、鈴木翔天投手が痛恨の一打を浴びた。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)